大した理由の無い独立は危険ですよって話
昨日の続きで、大した理由のない独立は危険ですって話しを。
この大した理由ってのは人によるので、一概には言えないのですが、僕の考える大した理由は、内向きな理由です。
聞くと、今の仕事が嫌だからと言う理由で独立を考える人が多いんですが、それが一番の理由だとちょっと危険だなと思います。
それが一番だと、独立した後のモチベーションが保ちづらいんじゃないかと。
独立してお店を開いた直後からお客様がひっきりなしに来る事なんてよっぽどの事がないとありません。
数ヶ月だと早い方で、数年かかってようやく赤字から抜け出せる店舗があります。
お店が軌道に乗るまでは時間がかかるし、不安だし辛いです。
ここからは僕の話し。
口座残高がどんどん減ってく恐怖とストレスは想像の10倍しんどかったです。
時給換算すると最低賃金を大きく下回っていました。
それでも僕が続けようと思えたのは、自分の提供する商品への自信だったり、目的だったり、数は少なかったけど常連様がいたからです。
自分の為にではなく、誰かの為であったり、何かの為じゃないと続けられなかったと思います。
もし、そこがなければ簡単に心は折られ、軌道に乗る前に諦めていたと思います。
飲食店は簡単に開業出来てしまう分、考えなしにお店を開いちゃう人もいます。
この立地で、この家賃で、商品がこれで、どうやって黒字化するの?ってお店も沢山あります。そして沢山なくなる。
なので、独立する前にしっかりと考えて、納得してから独立するのがベターだと思います。勢いじゃなくて。
その時に考えるのは、内向きな理由だけじゃなくて、外向きの理由があれば最初の辛い時期を乗り越えられると思います。
だから、止めてくれる人がいるってのは考えるきっかけをくれるので、結構大事だったりするのです。
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