言いたくなる気持ちもわかる時
「早く作って」
昨日、こんな事を言う人に対して怒りをぶつけたのですが、言いたくなる瞬間もありますよね。
と、今日は寄り添おうかと思います。
僕も言いたくなる瞬間があるので。
カジュアルを勘違いして働いてる人がいて。
もちろん、僕がその店のオーナーではないので自由にしてもらっていいんですが、真面目な性格が災いしてるのか、同業だから許せないのか、たまに見かけます。
「早く作ってよ」と、思う現場に。
二種類あって。
一つは、自分に酔っているパターン。
だらしない=かっこいい
この考えから抜け出せない大学生に多い気がします。
いや、大学を卒業してもそのままの人がいるか。
男に多い。
真面目をくさすタイプ。
努力をカッコ悪いと捉えるタイプ。
タッチラインを出るか出ないかのボールを、平気で諦めるタイプ。
こんな選手が一番ファンから嫌われます。
力を抜くと手を抜くを混同してるのか、遊びと仕事の境界線がないのか、客として行った時、ただただ呆れてしまった事があります。
仕事を一通り覚え、厳しい上司もいない現場で起こりがちで。
ラテアートを綺麗に描ける事に酔い、それだけが仕事だと思いこんでいる人。
それは最低限があっての付加価値だという事を認識してないのかな。
何をするにもだるそうにするので、こちらの体感として実際の時間以上に遅く感じてしまう。
つい、早く作ってよ。と、言いたくなってしまう。
二つ目は、身内ノリがきついやつ。
「うちはこんな感じなんで」
これが度を越してる時があって。
一度あったのは、注文した後、ずっと仲間内で喋っていて。
なかなかドリンクを作成してくれず。
あー、こういうのが良しとされる店なんだな。
と、認識して以降、行く事は無くなりました。
「海外ではこうだから」
そんな返事が返ってきそうですが、それが心から良いと思って真似してるなら仕様がないんだけど、ただかぶれてるだけならキツいものがあって。
海外の文化を盲目的にかっこいいと思える事ほど、視野が狭いんじゃないかと思ってます。
共通して言える事は、「最低限の事をやってからにしようぜ」という事で。
僕が真面目なだけかもしれないけど、そこが出来てないとかっこいい事もかっこ悪く見える。
前に書いた、型破りと形無しの話だ。
そんな店に行くと「早く作ってよ」と、言いたくなる気持ちも分かる。
でも、そんな店は少数なので、初めて行く飲食店で「早く作って」が悪手なのに変わりはない。
言わないにこした事はないです。
もし、そんな店に遭遇したら、二度と行かなければよくて。
お店にとって一番のダメージは、イラッとさせる言葉を言われる事ではなく、お客さんが来なくなる事なので。
みんなが離れれば、自然とその店は無くなっていきます。
そんな所にお金を落とすぐらいなら、是非うちに。
僕はドリンク作るの早いですし。
ちょっと口は悪いけれど、真面目に働くタイプなので。
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