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450円のこだわり

昨日の続き。

段々と今いる場所が嫌いになっていき、他の個人店に行くようになりました。

どこのお店もうちのコーヒーとは全然違う。

簡単に言うと、カフェ・ラテが酸っぱい。

衝撃を受けました。

どのメディアも絶賛し、実際大繁盛しているお店。

そこのカフェ・ラテは酸っぱかったんです。

疑問に思った。

これを本当に美味しいと思ってここにいる皆は飲んでいるのか?

こんな高い金額を払ってでも飲みたいのか?

正直に言うと僕には分からない味だった。

というか、

美味しい、美味しくないと感じるよりも前にこう思った。

別物だ。

カフェ・ラテという同じ商品ではあるけど、全くの別物。

同じ基準で評価をしようとするから難しくなる。

脳がバグる。

うちはうち、これはこれ。

そう考えないとダメかもしれない。

そうなると行き詰まった。

僕が働いていた場所は美味しくなくなった。

他の人気店は酸味のある所が多く、比べる事が出来ない。

今のお店の味の延長線上にあって、もっとクオリティが高い所はないのか。

なかった。

あったんだろうけど、僕は出会えなかった。

だから作った。

ここまで書いて思った。

これって450円という価格についての振り返りだった。

よし、強引に戻そう。

他の個人店とは比べられないので、僕のいたチェーン店と比べてもらうようにしたい。

なぜなら、コーヒーチェーンのカフェ・ラテでは満足出来なくなった人が次に行く場所。

僕が欲しかった場所を作ったから。

同じ気持ちの人がいっぱいいるはずだと思ったから。

でも、600円とかにしたら興醒めだろう。

そりゃ美味しいのが作れて当たり前だと思われる。

価格だけで他の個人店と比べられても困る。

本来比べることが出来ないのに。

という事で、450円。

450円という価格は、大手コーヒーチェーンのカフェ・ラテの価格にエスプレッソショットを追加した金額です。
同じ金額を払って、コーヒーチェーンでテイクアウトのカフェ・ラテを飲むなら、ちょっと足を伸ばしてTHE LATTE TOKYOで買った方がいいよね

これを狙っての450円です。

安かろう悪かろうで450円なのではなく、

比べてほしい所が、他の個人店ではないから450円。

周りの相場が〜円だから450円ではなく、

僕がお客さんだっら嬉しいのが450円。

という事で、価格へのこだわりの振り返りでした。

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