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好きな物を使うという事

「東京牛乳を使ってます」

なぜ東京牛乳にしたのか。

なぜ牛乳にこだわるのか。

そんな事を書いた記事の振り返り。

牛乳にこだわったカフェ・ラテ屋を始めて5年。

競合が出てこない事に胸を撫で下ろしてます。

それと同時に、もう出てこないかもと思いました。

コーヒー屋さんは牛乳をないがしろにしている。

大袈裟かもしれないけど、僕はそう思う。

どこも同じメーカーの牛乳を使い、

たまに加工乳を使用している所すらある。

それが色々と飲み比べた結果、美味しかったから。

なら、何も言う事はありません。

むしろ、ごめんなさい。です。

でも、本当にそう?

胸を張ってこれが美味しいと言える?

そう思ってしまうのです。

(全部のお店じゃないですよー)


こんな事を僕が言えるのは、お店を始める前に色々と飲み比べたからと、

牛乳が変わる事によって味が大きく変わる、という経験をしているからです。

そして、東京牛乳を飲んだ時に感動体験をしているからです。


うちの常連さんの中に、「家の牛乳を東京牛乳にしました」って人が結構います。

この言葉は嬉しい。

自分が心の底から良いと思える物を使い、それにお客さんが共感して行動してくれる。

それが間接的にメーカーの売上に繋がり、最終的に酪農家さんに繋がる。

好きな物を使う事によって、好きな人にお金が流れる。

心地よい循環。


お店を運営するという事は、

自分の生活の為であったり、

価値観の共有であったり、

夢であったり、

まあ色々と理由があります。

その中に、好きな人にお金を流す為。

そういう考えも広まったらいいなと思ってます。


売上重視のお店を毛嫌いする人がいます。

僕も、悪い事、ズルい事、自分至上主義の店だったら嫌いです。

でも、売上を追求する事により救われる人がいる。

そういった視点をお客さんにも持ってほしいなと思っています。


という事で、うちももっと稼がなきゃ。

緊急事態宣言に負けてる場合じゃない。



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