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" こえ "

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" こえ (発声)"にまつわる当事者や挑戦者の記事をまとめております。
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記事一覧

【こえ #43】“取り戻した声”に理解がない世間の目

佐藤 秀紀さん  令和2年。その前年の末に中国で確認された原因不明のウィルスは、日本におい…

The Elements
15時間前
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【こえ #42】もう一度声が出せると知って見えた未来

梅木 正仁さん  「建設業だから、現場で声が出ないと仕事にならない」。喉から声が出づらく…

The Elements
7日前
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【こえ #41】女性目線の当事者経験を受け取り届ける

山田 昌美さん  山田さんは、ご自身と同様に声帯を摘出し声を失ってしまう状況に直面した女…

The Elements
3週間前
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【こえ #40】首に器具があるのって恥ずかしいこと?

今西 恵子さん  今西さんに初めてお会いした時、ステージで司会なんかしたら似合いそうだな…

The Elements
4週間前
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【こえ #39】気にせず使える電気式人工喉頭(EL)を

佐野 榮さん  喉が「ちょっと調子悪いぐらいだった」と思っていたある日、淡に血が混じった…

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1か月前
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【こえ #38】“不便のない”生活と“望む”生活の間

小笠原 幸成さん  小笠原さんは、会社を退職した2016年に、友人から声のかすれを指摘される…

The Elements
1か月前
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【こえ #37】いつか自分の声の録音テープを活かしたい

永沼 明美さん  日本全国で甲状腺がんと診断されたのは、少し古いが、2019年で18,780例(人)。永沼さんは、長い間、その甲状腺がんのひとつで、甲状腺を構成する濾胞(ろほう)細胞から発生する悪性腫瘍である『甲状腺濾胞(ろほう)がん』と闘ってきた。  いくつかの治療を試しながら、たどり着いたのが、虎ノ門病院で受けた『放射線性ヨウ素内用療法』。食事やホルモン剤の投与を制限した上で入院し、療法後は体内から放出される放射線の量が低下するまで暫くアイソトープ治療室に隔離され、そ

【こえ #36】今あるデバイスでは出したい声が出せない

嶋根 栄三郎さん  電気工事の現場監督という仕事。現場で声を出す嶋根さんの喉の通りが徐々…

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2か月前
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【こえ #35】声を取り戻し、また誰かに声をかけ続ける

磯 房世さん  埼玉県内で、声帯を摘出し声を失った人に対して発声訓練を通じて社会復帰を支…

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2か月前
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【こえ #34】何度がんが見つかっても笑顔

河合 利恵さん  河合さんと向き合ってお話をさせて頂いた後に頭に浮かんだ言葉は「泰然自若…

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3か月前
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【こえ #33】みんな明るくて、病気があるけど、病人ではないよ…

王 美林さん  「感染力」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?コロナ禍を経験した今、ネガ…

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5か月前
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【こえ #32】ずっと営業職。社内外でしゃべるのが仕事だったから…

林 宏一さん  「ずっと営業職。社内外でしゃべるのが仕事だったから。」  人当たりのよさ…

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5か月前
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【こえ #31】もう一度大工の仕事をしたかったから…

平山 明さん  平山さんに初めてお会いしたとき、雰囲気が歌手の宇崎竜童さんっぽいなと感じ…

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5か月前
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【こえ #30】とにかく早くコミュニケーションを取りたかった…

鈴木 順雄さん  鈴木さんは、今から約4年前に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。同じ手術で一部切除された食道の管構造を作り直すために空腸(小腸の胃に近い方)を移植する「食道再建」も併せて行った。  退院を待たず「筆談では面倒だし、とにかく早くコミュニケーションを取りたかった」から、入院中から普段使いの言葉や文章をスマホに書き溜め、音声読み上げ機能を駆使して会話できるように準備した。拝見させて頂くと、「買い物」や「挨拶」といったカテゴリーがあり、カテゴリーごとに20