【しんぞう #2】健常者と障害者の狭間での「執筆活動」
古川 諭香さん(後編)
(前編から続く)
「単心室・単心房症」という先天性心疾患や「無脾症」、「内臓逆位」といった病気を持つ、古川諭香さん。幼少期に周囲の大人から受けた対応で、「差別」というものがこの世にあることを知った。
また、社会人としての一歩を踏み出そうとした時には目で見えない内部疾患を伝えることの難しさに直面。数多くの不採用通知に絶望し、ようやく雇用された会社では持病と上手く付き合うことができず、自信を喪失。結婚を機に勤めていた会社を退職した古川さんは再び会社員