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オタクな長男がパソコンを修理してくれて頼もしかった件

2月は『小の月』の中でも特に短いので、25(土)ともなればもう月末の慌ただしさが漂います。
いろんな飲食店で『毎月29日は29にくの日!』みたいなキャペーンをやっていますが、2月はそのサービスもお休みの月ですね。

さて、SNSであまり家族のことを書かないのですが、大学3回生の長男が居ます。
3年生ではなく3回生と呼ぶからには関西の大学と推察いただけるかと思いますが、京都の老舗の私立大学に通っていて情報工学系の学部に在籍しております。
簡単に言えば、パソコンオタクです(笑)
私も妻も根っからの文系ですのに、長女も長男も早い時期から理系に進んでおり、彼らが高校生の頃から既に親は見下されてきました(苦笑)

『パパ、文系だから数Ⅱ訊いても分かんないよね?』…

長男は高校卒業式あたりがちょうどコロナ禍の開始時期で、大学入学式から以降ずっとリモート授業が続き、クラスメイトとリアルに顔を合わせることもないままに2回生に進学した世代です。3回生になって少しはリアル授業の為に通学することも増えましたが、それでも週の大半は部屋に籠ってオンライン授業を受けているようです。
そもそも、情報工学部というだけあって教授・学生ともにオンラインには精通している為か、授業だけで言えば、通学してリアルに顔を合わせる必要性が薄いのでしょうか。

親としてもよく分からないのが、自室でパソコンに向かっているのが果たして授業なのか遊びなのか?
レーシングカーみたいなゲーミングチェアに腰掛け、32inchと24inchのツインディスプレイに、文字駒が光るキーボード…
緑色のLEDが光るヘッドセットを装着して大声で喋って笑ったりしているようですが、それがゼミの授業なのか単なるネット友達とのチャットなのか?
『晩メシ、できたでぇ』と部屋に呼びに行って覗いても、その辺が全く判別付かないのが文系親父の悩みでした。

ま、なんであれパソコンが得意であるならば、ゲームでもアプリでも開発して商品化して、ちょっとした小遣いでも稼いでくれたらいいやと思って見守っているのですが、どうやらゲームは課金して遊んでいるだけで、小遣いを産み出す期待はできそうにありません…

ところで私はと言えばですが、名古屋に単身赴任が永く単身部屋にもプライベート用のパソコンは欠かせないわけでして、2013年に購入した dynabookの17.1型ノートの動きが悪くなって、hp社の24型一体型デスクトップに買い替えたのが1年半前、2021年の夏でした。

その24型ワンボディが昨年末のクリスマス頃に起動しなくなってしまいました。顔認証が効かないどころか、いろいろ触るうちにログイン画面にさえ辿り着けず、お手上げの状態に…

メーカーのサポートデスクの電話番号を探し出すのに数日を要し、やっと繋がったかと思いきや、うまく状況が伝わらずに同じエラー画面の繰り返し。
最終的にはサポートデスクから引取り修理の提案、というかそれしかありません!といった感じで指示される始末…

手順としては、
1,修理センターから回収箱が届く
2,現物を送り返す
3,何処に不具合があるか、センターで精査する
4,修復可能な場合は見積もり金額が提示される
5,その金額で修理するか、もしくは修理を断念するかを返事する
6,もし修理断念する場合には、『有償修理ご辞退時の見積診断料』+『引取り運送料』として約7千円強が発生する
といった流れになります。
修理しない場合でも、結構な費用が掛かると…

『因みに、これまでお話しした症状から想定される修理費用はどのくらいになりますか?』と尋ねたところ、
『あくまで概算ですが、●●が損傷している可能性が高いのでその交換、●●も壊れていた場合にはそちらも対応すると、ざっと8万円から10万円くらいでしょうか。いえ、あくまで分解してちゃんと診てみないと正確なことは申し上げられませんので…』

いやいや、1年半前に新品で買った All in Oneのパソコンが原因不明で急に動かなくなって、保証期間が過ぎているからと10万円で修理するのもコスパ悪いなぁと悩むこと3日…、長男に電話で事情を説明します。

『そんなもん、オレが直してみる』

『簡単に言うけど直せる自信あるの?』と尋ねるも、
『やってみな分からん』と…

かくして、1年半落ちのパソコンに10万円を投じて修理するよりも、ダメ元で長男に託してみて、見事に復旧すれば儲けモノ、直らなくても長男の経験値として蓄積されるし、また15万円くらいで新しいノート型を買えばいいや!と考えて長男に託すことに。

とはいえ、24型一体型デスクトップって手運びするには滅茶苦茶重いのです。
梱包材プチプチでグルグル巻きにして超大型のトートバッグに押し込み、新幹線と在来線で留守宅まで持ち帰り。
そして、長男と壊れたパソコンとの静かな戦いが始まりました…
ワンボディタイプは小さな躯体にパーツを詰め込んであり、また素人の分解を拒むが如くネジすら隠してあります。

長男は昼夜の生活が完全に逆転しており、私が起きている時間帯は熟睡していて、深夜に友達とのチャットが終わってから朝方までパソコン修理に勤しんでいる模様。まるで『鶴の恩返し』の機織りの如く、その作業を見守ることができないままに3日間が経過。
かくして、
『なんとか動くようになったで。ログインしてみて…』

言われるままにログインしてみると、デスクトップ背景こそ初期化されて無地になっていましたが、ローカルドライブに保存していたファイルはほぼ復旧しています。
さらに OneDriveを設定し直すことで、大事なデータもほぼ戻ってきました。
(ほぼ、というのは、やはりメモリの一部が損傷していたらしく完璧には復元できていなかったものもある…)

ごく簡単に状況を教えてくれと、長男に説明を求めると、1つ目として基盤が帯電していてその静電気を丁寧に除去する必要があった。2つ目には複数のメモリを積んでいるうちの1つが損傷していて、それを交換してもよいのだが普段の使い方なら敢えて交換するまでもなく『片肺飛行』で行けるだろうと考えて、その損傷したメモリを迂回するプログラムに変えたと。
いや、確かそんなイメージのことを言ってたと思うのですが、こちらに基礎知識がないので正しいところは分かりません。
いずれにせよ、私が普段のブログ執筆やちょっとした資料作成、あと動画も編集するでなく閲覧するだけならば、全く不便ないようなレベルにまで修復してくれたという結果です。

はい、これでメーカーの言うがままにセンターに送って修理してもらうことと較べて約10万円が浮きました!
新しいノート型も買わずに済みました。
毎年毎年、高い授業料を支払い続けて父の小遣いも制限されているなか、ようやく『実益』を産んでくれた次第です。
で、長男に『謝礼』として小遣いを幾ら手渡したのか…
あまりに恥ずかしいので、それはナイショということで(笑)

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