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『X'mas』が誤りで『Xmas』が絶滅寸前で『Christmas』が正解である件

土日はノンジャンルで。

はい、おじさんにもクリスマスです!
オフィスが名古屋駅直結の駅ビルで高島屋さんの上階にありますので、帰宅時に数々のクリスマスツリーやリース、華やかな飾り付けを楽しみながら帰ってきました。

あちこちの電飾ボードやイルミネーションを見て気付いたのですが、『Merry Christmas.』が主流で『Merry Xmas.』は昔ほど見掛けないなぁという印象です。
尤も、今でも『Xmas』と書かれているボードもありましたが、なんとなく減ったというかめっきり少数派になっています。

中学校の英語の授業で習ったとおり、クリスマスは『Christmas』と綴ります。スペルは『ちりすとます』と呟いて覚えました。
ただ、中高生の頃は『Xmas』の方がなんとなくカッコ良く感じて、もっと言えば『Xmas』ではなく『X’mas』を好んで使っていたかも…

Christmasという単語は、Christ(キリスト)+mas(ミサ)ですので、『キリストのミサ』という意味になります。
一方で Xmasは、ChristmasをXに置き換えていますが、Xは十字架を表す記号です。
また Xはギリシャ語で救世主を表すことから、キリストの代用となっているようです。
或いはその昔、まだ識字率が低かった時代に Christmasという単語が難しいので、Xひと文字で表記したとも言われています。
現代では、Xひと文字でイエス・キリストを表すのは適切ではないとか、Xが未知数や未知のものを差すことから、Xmasの表記は世界的に激減しているとのことでした。

また、中高生の時に使っていた X’masですが、かつては一部の英語圏でも使用されたものの、和製英語では?とも言われています。
昭和の英語教師が、I am=I’mのように略語にはアポストロフィーを付けると思い込んで広まったという説もあるようです。
いずれにせよ現代は、『Merry Xmas.』ではなく『Merry Christmas.』が一般的だということは確かなようです。

クリスマス時期の挨拶が『Merry Christmas.』ですが、そもそもは『Have a merry Christmas.』(素敵なクリスマスを)や、『I wish you a merry Christmas.』(楽しいクリスマスを過ごせますように)の省略形ですね。
この挨拶は、日本ではクリスマス直前から当日限定ですが、アメリカでは12月に入った途端に使われるとのこと。尤も、この時期にアメリカに滞在した経験がないので、聞き齧りに過ぎませんが…

なお、ユダヤ暦での1日は日没から次の日没までという区切りでしたので、クリスマスは12月25日の日没まで。従って、『Merry Christmas.』の挨拶は25日の夜まで使えるらしいです。
その後は…
『I wish you a merry Christmas and a Happy New Year.』という歌詞でお馴染みですが、もう新年の挨拶ですね。

はい、結婚式も神前で行っておりなんらキリスト教に縁のない私ですが、消えゆく Xmasを偲んでちょっと深掘りしてみました。
皆さんも楽しいクリスマス、そして素敵な新年を!

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