タオ

2000年生まれ。神奈川県在住。書くことで新たな自分と出会う。生きることを問う小さなW…

タオ

2000年生まれ。神奈川県在住。書くことで新たな自分と出会う。生きることを問う小さなWebメディア「たずねる」で連載企画「日日是素直」を執筆。日記と写真と読書が好き。Wasei Salon ✉️お仕事依頼はTwitterのDMへお願いいたします。

マガジン

  • 写真日記

  • 秘密結社「喫煙所」

    • 34本

    素直さと向き合おうとしているふたりが、答えのないことを問い続けていく文通マガジンです。息を深く吸えるような場所とは何か。心地よいペースとは何か。ふと思い付いた問いをお互いに投げかけていきます。

  • インタビュー

  • 旅や散歩で感じたこと

最近の記事

代々木散歩

新緑が目立つ代々木公園。ずっと5月だったらいいのに。 この日は「散歩がしたい!」と友人を誘って代々木へ行った。何度か代々木には行っているのだけれど、歩くのが楽しい街だと感じる。わたしは何故か飲食店を眺めるのが好きで、代々木には歩いていると入ってみたくなる飲食店たちと出会う。 人や建物で圧迫された感じはなく、道はひらけていて、ごちゃごちゃしていない。かといって、有楽町や三越あたりのような整った高級感が醸し出されているわけでもなく、いい感じに落ち着くエリアなのだ。 友人が寝

    • 静かな鎌倉

      しらばらく外へ出掛けていないため、この日は鎌倉へ1人で出掛けることにした。行きたいお店は事前にネットで調べた。意外と歩いているだけじゃ見つからないお店というものがある。 鎌倉駅に着くとGW前だというのに人で溢れかえっていた。お土産屋さんのお兄さんが「暑いでしょ。ここで涼んでいきな〜!」と中高生に声をかけていたが、わたしの目の前にいた男の子たちはあまり乗り気ではなさそうだった。 あまりの人の多さにわたしはトボトボ前を歩くしかなかった。携帯のマップを見てみたら、小町通りを歩く

      • 長瀞の思い出

        3月にコミュニティメンバーさんと埼玉県の長瀞に行った際の風景を断片的に残しておく。ちなみに長瀞はメンバーさんの一人が住んでいる地域。今回はその方に案内してもらいながら、ちょっと町を巡ってみよう、という企画である。 うとうとしながら外の景色を眺めていたら寄居駅に到着した。本当に着いた。神奈川からだと大体電車で2時間半、東京からだと2時間ってところだろうか。駅の改札からロータリーに出る。土曜日ということを忘れるほど静かだった。 長瀞に住む方が集合時間の30分前にもかかわらず、

        • 不調が続くので食べるものを変えてみる

          10月にPMSを自覚してから、カフェインとアイスを過剰にとるのをやめた。家でコーヒーを飲む際は、カフェインレスに切り替えた。身体を温めるためにサウナも時々入るようになった。そのおかげかPMSによる身体に起こる症状(頭痛、微熱、だるさ、眠気)は、だいぶ緩和された。 だけど気分の落ち込みと、生理が始まったときの腹痛はなくならなかったので、1月からピルを飲み始めた。飲んでよかった。もう少し早く飲みたかったなあ、とすら思う。休薬期間は出血もあって、軽い痛みと、軽い落ち込みはあるが、

        代々木散歩

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          20本
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        • 11本

        記事

          胃腸炎日記

          はじまりは悪寒からだった。生理がもうすぐ終わるというのに、なんだか気分がすぐれなかった。節々も少し痛い。はじめは最近飲み始めたピルの副作用によるものだろうか?とも考えたが、調べたところ寒気や節々の痛みは副作用にはなかった。お腹がギュルギュルと鳴って下腹部が張っていることから、ようやく何か胃腸炎の類だと思った。 そのあと、熱を出して2日くらい寝込んだ。幸い上から出すことはなかった。吐き気があっても、どうにか意識で抑えた。嘔吐は疲れるし、気分も最悪だから。 今回の胃腸炎は意識

          胃腸炎日記

          誕生日の朝。

          1月8日。誕生日の朝。 冷蔵庫にあるの牛乳を確認したら切れていたので、牛乳を買いに近くのドラッグストアに向かった。快晴の空の下、足元を見ながら歩いていたら、小鳥が轢かれた様子で死んでいるのが目に映った。わたしは立ち止まらずに歩いた。あとであの小鳥を埋めよう。あのまま置いておくのはかわいそうだ。牛乳を買って家に戻る。家にあったゴム手袋を見つけ、誰のものか聞いた。お母さんのものだった。 「これ使っていい?」 「何に使うの?」 「下で鳥が死んでた」 「ゴム手袋が汚れちゃうから、

          誕生日の朝。

          2023年の写真

          幡野さんに触発され、写真で1年を振り返ってみる。 あっという間に過ぎた2023だけど、こうしてみると意外といろんなことしてるのかも? 写真にすると思い出が蘇る。来年も細々と撮り続けたい。

          2023年の写真

          相談することが苦手- 秘密結社「喫煙所」(第32通目)

          ヒロさんへ 最近の寒暖差には身体が堪えます。低気圧も苦手です。天気痛に効くらしい耳栓を買ってみました(まだ使ってない)。首周りが凝ると自律神経が乱れやすくなって、天気に影響されやすくなるらしいので、首周りのストレッチも始めました。11月は心身のケアに時間を使った気がする。 さて、本題に入るね(笑)。 いきなりだけど、わたしは相談することが苦手。「困ったことがあれば、何でも相談してくださいね!」と言われて、何を相談したらいいかわからず、「ありがとうございます。」と返して相

          相談することが苦手- 秘密結社「喫煙所」(第32通目)

          取材と執筆を担当しました。今回は、サロンメンバーの小野寺加奈さんにお話を伺いました。東日本大震災時のエピソードや、12年ぶりに故郷である「気仙沼」を巡った旅で感じたことなど。過去と今の想いを書き残しました。 https://wasei.salon/contents/e9a820f1a2a5

          取材と執筆を担当しました。今回は、サロンメンバーの小野寺加奈さんにお話を伺いました。東日本大震災時のエピソードや、12年ぶりに故郷である「気仙沼」を巡った旅で感じたことなど。過去と今の想いを書き残しました。 https://wasei.salon/contents/e9a820f1a2a5

          AIゴッホ

          先月、AIゴッホに肖像画を描いてもらう機会があった。カメラの前に座って、人を認識したら画面上のゴッホが描き始めるというものだ。このゴッホ、絵を描くとき陽気に鼻歌を歌ったかと思えば、途中で不機嫌になって舌打ちしやがる。その様子に友達Rがツボって笑っていた。 完成した絵は正気のない人みたいだった。肖像画なのに顔を粗く描かれた。服を描くためのタッチは多く、そっちじゃなくて顔をもっと細かく描いて欲しい。 AIゴッホに似顔絵を描いてもらった人が、わたしたちとのすれ違いざまに「めっち

          AIゴッホ

          語る、聞く。

          語る人がいて、聞く人がいて。 声を聞かれている実感は、他者とつながる感覚でもあることを、先月の取材であらためて感じた。 なんのために、語るのか、言葉にするのか、残すのか。それは言葉にならない言葉を、言葉になる前の言葉を、語ることで耳を傾け、感じ、自分や他者と分かち合うためなのかもしれない。 そこではじめて、声を聞かれる実感と、他者とつながる感覚を得るのではないか。端的に文面上の言葉にするためとは、まったく違うことである。 またそれは、共にいてくれる内なる他者を、母のよ

          語る、聞く。

          生理のお話

          ここ数日、生理前の症状が酷くてアザラシのように横になってた。症状は人によって違うが、わたしの場合は何にも手に付かなくて、頭はガンガンするし、体はほてっている。いくらでもネガティブな感情が出てきて、1日中眠くて眠くてしょうがない。寝ても、ゆっくり休んでもよくならない。ここまで酷いのは初めてだったので、自分でも驚いている。毎月やってきて苦しくなって、何も手につかなくなるのが怖い。 生理が始まったら先の症状たちは治るのだけど、始まったら始まったで、次は腹痛と腰痛に襲われるかもしれ

          生理のお話

          "弱さを抱えたままの強さ"は、ままならさと付き合うこと?- 秘密結社「喫煙所」(第31通目)

          ヒロさんへ 夏から秋へ、長いこと経ってしまいましたね。 「いや〜むずかしい〜、返答できるかな?」と思っていたら時間がたくさん過ぎておりました。すみません(笑)。やっぱり書きながら考えた方がいいね。 ここを読んでみたら「〜してはいけない行動」のさらに下にも「〜してはいけない」が、あるような気がした。「誰か傷つけてはいけない」「呪いを受け継いではいけない」「攻撃されるような隙を与えてはいけない」みたいな。これらの〜してはいけないという思考はヒロさんの恐れから来ているものなん

          "弱さを抱えたままの強さ"は、ままならさと付き合うこと?- 秘密結社「喫煙所」(第31通目)

          母校がなくなる。

          通っていた小学校がなくなる。 先日友人と学校に行ってきた。今は児童が1学年10人ほどしかおらず、全学年合わせて70人にも満たない。 12年前、わたしが通っていた頃は、1学年40人いたのだけれど、子どもの数がかなり減ってしまった。その影響があってか、来年の4月に近所の小学校と合併する予定だ。今日は合併前最後の校舎の内覧会の日だった。 学校に向かう前にみんなでよく遊んでいた公園に寄った。運動用の器具が増えていたけど、ほとんどそのままだ。公園にたどり着くまでに、自転車が通る道

          母校がなくなる。

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          先週、プリントされたフィルム写真を持って、写真のお披露目会をした。8月と9月にフィルムカメラでマニュアル機能を使って写真を撮ってくるWSの続きだ。 ワークショップのはじめに、2ヶ月フィルムカメラで撮ってみてどうだったのか。感想を話す時間があった。そこで自分が撮った写真の情報をうっかり言ってしまった。写真はあとで誰が撮ったものかわからないように主催者の方が回収する予定だった。 他の皆さんの感想を聞いていると「カメラが重くて肩が痛くなる」「かばんにはいらない」など、カメラの大

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          戸越銀座・散策

          フィルムの現像のために戸越銀座へ。 せっかくだから現像前に散歩。 フィルムの現像が久しぶりすぎて、店員さんに「データ化お願いします」と言うところを「現像データお願いします」と言ってしまった気がする。店員さんは触れずに淡々と対応してくれて、本当に言い間違えたのか記憶が曖昧だ。だけど、たしかに言い間違えた。わたしの口が覚えている。

          戸越銀座・散策