何も起きない休日……だったはず。

 何も起きない休日だったはずなのです。

 月に一度だけバイトが2連休の日があります。久しぶりの2連休、なにをしよう!? たまにはお出かけしよう! スーパーへお買い物に行って、銀行にも行こう!

 ふだんは本当にバイト先とアパートの往復です。生活物資のすべて(タバコ除く)をバイト先で買っている。たまにはスーパーへ行こう! お金も下ろさなきゃ!!

 ……行きませんでした(;^ω^) 筋金入りの引きこもりです(;^ω^) 一周まわって自分を尊敬します(;^ω^) すげぇな、オレ。

 2日間ずっと部屋から一歩も出ないので、何事も起きないと思っていました。

 風向きが変わったのはnoteの記事を書いてからです。記事にスマホの契約が変更できないと書いた。そして相互フォロワーの幻邏さんにIDもパスも教えたら、やってくれないかしら? 冗談まじりにそう書いた。

 非常識なことを書いた自覚はあります。IDとパスなんて人様に言うもんじゃありません! ましてや幻邏さんとお会いしたことは一度もありません! 小説家になろうというサイトで出会ってnoteでもお付き合いしていますけれど、お名前もご住所も存じません(←聞けば教えて下さるだろうが、必要ないので聞いていないし、今後も聞く必要はないと思う)!

 何より幻邏さんに迷惑! 見ず知らずのわたしのIDとパスを言われて、わたしの代わりに契約を変更!? 幻邏さんに得することは一つもありません!! 迷惑なだけ!! 

ところが幻邏さんが「やってあげるよぉ~♪」と言ってくださいまして……!! そしてわたしも「お願いします~♪」と言いまして……。 クレイジーな物体が2人集まると、信じられないことになるのですね……。

でもここまでは想定の範囲内です。noteで「幻邏さんにお願いできるかしら?」そう書いたのはわたしですから、やってもらえるかも……というのは想定していました。

だがしかし!! これをお読みの皆さんは、そんなことやっちゃダメですよ!! IDとパスは命と同じくらい大事なものです!! 家族にも教えちゃダメです!! 絶対に教えちゃダメですからね!! いい子はマネしちゃダメですよ!!!!!!!

もちろんわたしも考えました。悪用しようと思えば、いくらでも悪用できます。幻邏さんが悪用したら、それはわたしの責任です。全部わたしが悪い。それを踏まえた上でお願いしました。

お願いするにあたって、色々な個人情報をお伝えしました。その中にスマホの電話番号も書きました。「お尋ねがあればお電話ください」そう書いた。
んん? もしかして、幻邏さんから電話があるかも?? 今まで一度もお話したことないけれど、電話がかかってくるかも??

電話番号を教えた以上、電話がかかってくる可能性はあります。そして知らない電話番号から電話がかかってきた。きっと幻邏さんだ!!

ソウ:もしもし?(←たぶん幻邏さんからだろうな)
幻邏:もしもし、幻邏です(^▽^)

お声を聞いた瞬間、涙が止まらなくなった! 小説家になろうというサイトで右も左もわからずオロオロするわたしに優しいメッセージをくれた幻邏さん、そのおかげで少しずつ仲間が増えてゆきました。わたし一人だったら絶対にムリでした! 幻邏さんとのつながりがあるから、皆さんに受け容れてもらえた! 誹謗中傷を受けて落ち込んでいた時も、ずっと励ましてくれた幻邏さん。おかげで筆を折らずに踏ん張ることができた! パソコンが壊れてお仕事ができなくなった時も、たくさんアドバイスをくださいました。そしてアホなわたしにわかるよう、一目でわかるマニュアルを作ってくれた! なろうを飛び出してからも交流は続きました。noteに馴染めるかわからないわたしに寄り添ってくれたのは幻邏さんです。そしてnoteに仲間ができてからも一番の仲間としていつも見守ってくださいます。リアルの生活でしんどい時も、幻邏さんが心配してくれました。そして「何かあったら私のところへ逃げておいで(^▽^)」そう言ってくださった(涙)。おかげで「幻邏さんにご迷惑はかけられない!」そう思えた! だからちゃんと警察に言えた!! 

そういう思い出が走馬灯のようにグルグルした結果…………、





うわあああああああああんっっっっ! 幻邏さん、初めましてええええええ!! うわああああああんっっっっ!!

おれ、号泣!!(;^ω^) まさか泣くとは自分でも想像してなかった!! 今までの辛い涙やら悔し涙やら、お声が聞けて嬉しいやらほっとしたやら、あらゆる感情の混ざった涙でした(涙)。 書いている今も泣けてきます(涙)。すごく優しくて包み込むような口調に、ずっと張り詰めていた緊張の糸が切れました(涙)。子どもみたいに泣いた(涙)。

どう考えても幻邏さんに得なことは一つもありません。契約変更だけでも大したトラブルなのに、電話口で泣かれたら閉口すると思う。それでも幻邏さんはおだやかに「泣かないで~(^▽^)」と言ってくれました(涙)。

ずっと引きこもっていれば、何も起きないと思っていた。退屈な休日になる予定だったのに、まさかの号泣!!wwwwwww 生きていると色々あるものです! 想像もつきませんでした!! 

電話の内容は、よくおぼえていません。感動して泣いたのと、酒でベロベロに酔っていたから! かろうじておぼえているのは「今は酔っているので、明日データを送ります」そうお伝えしたことくらい。あとは「お礼に腎臓でも肝臓でも幻邏さんにあげるよ!」と言ったことくらい。あげられるモノがないから臓器でもと思ったのです……。 舞い上がってヘンなことを言ってごめんなさいでした。

まさかの号泣で幕を終えた2連休、ベッドで横になっていてふと気づきました。



わたし、彼氏いらないや。

彼氏が欲しかったのは、誰かといっしょに人生を歩みたかったからです。けれども幻邏さんだけでなく、いっしょに人生を歩いてくださる方がたくさんいることに気付いた。わたし、一人じゃなかったんだわ。探さないと見つからないと思っていた大事な人は、目の前にたくさんいたんだ!!

それはなろうの仲間だったり、noteの仲間だったりします。会ったことはないけれど、お付き合いの中で心から信用できるようになった大事な方たち。会えればうれしいでしょうけれど、会えなくても平気♪ 大事な方たちが生きているだけで、わたしはうれしい♪♪

けっきょく部屋から一歩も出ずに、すごい宝物を見つけたお休みでした☆



サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪