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Spice Journal

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カワムラケンジが主宰していたスパイス専門誌『Spice Journal』のnote版。 本誌は2010年3月~2015年1月まで全18巻を発行。 A5判型、フルカラー、32~64… もっと読む
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記事一覧

インドカルチャーに敬意をこめて~ハラール・牛のト殺(活〆)レポート。日本人向け

本稿では牛の生々しい描写、写真を掲載しております。ご注意ください。 なんでも食べる日本人…

魔性のドライカレー昭和味

 おいしい記憶というものは残酷ですね。  昭和時代、特に50~60年代に食べたドライカレーの…

日本のコリアンダーの玄関口 #6

Top Page スパイスジャーナルという本 1.コリアンダーは伝統野菜 2.空港横にクシティの花…

『カジャナ』店主ヘメン・デイヴ一家に見る西インド・グジャラート料理 #5

5.グジャラート・アフマダーバード探訪  今まで4回にわたって書いてきた当テーマ第5話めは…

『カジャナ』店主ヘメン・デイヴ一家に見る西インド・グジャラート料理

1.ヘメン・デイヴ一家 『カジャナ(Khazana)』は大阪市淀川区西中島にあるインド料理店で…

大阪スパイスカルチャー

大阪にスパイスカルチャーを創り上げてきた すべての先人に尊敬と感謝の意を込めて。 なにか…

ライターの理由「カレーと憂歌団」(2001~2006年頃執筆。原文秘蔵版)

僕が初めてカレーのことを本気で研究しだしたのは1980年代半ば、19歳の頃。中華料理店を経て、とあるコーヒーとワインの店に就職した直後のことだった。それまでルーを使ったフォーマット済みのカレーなら何度も経験があったのだが、スパイスだけで作るカレーは依然謎のままだった。 ”いったいスパイスをどうすればあの魅惑の旨い汁になるのだろう。いや、そもそもスパイスってなんなんだ!?” 小学生時代、レトルトの王道であるククレ甘口に始まり、時折ボンの中辛に寄り道していた。中学時代、キャン

「ネパールの丘陵地に住む人びとの伝統そば料理」メモ

本誌「そばうどん2021」~「ネパールの丘陵地に住む人びとの伝統そば料理」を執筆するにあ…

「ネパールの丘陵地に住む人びとの伝統そば料理」プロローグ

「そばうどん2021」(4月中の発売予定)にむけて。 「そば」の故郷はアジアだった。(料理=…

Spice Journal Top Page

スパイスジャーナルという本  『スパイスジャーナル』とは僕カワムラケンジが2010年3月に創刊…

日本のコリアンダーの玄関口 #6

(原題「Spice Journal vol.15 夢のコリアンダー 与那国島クシティ伝説」) 台湾とそれほど…

日本のコリアンダーの玄関口 #5

(原題「Spice Journal vol.15 夢のコリアンダー 与那国島クシティ伝説」) Top Page スパ…

日本のコリアンダーの玄関口 #2

(原題「Spice Journal vol.15 夢のコリアンダー 与那国島クシティ伝説」) Top Page スパ…

日本のコリアンダーの玄関口 #3

(原題「Spice Journal vol.15 夢のコリアンダー 与那国島クシティ伝説」) Top Page スパイスジャーナルという本 1.コリアンダーは伝統野菜 2.空港横にクシティの花畑 3.クシティはどこから来たのか 4.台湾とそれほどに近い 5.考察 海のシルクロード 特別編.クシティの味わいとレシピ 3.クシティはどこから来たのか  車は祖納集落に入り、複雑な細い道を走る。道の両脇にはところどころ色あせた赤瓦の家々が目に入る。どの家もさほど高くはないが、ブ