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音楽家が忙殺されないたった1つの方法【音楽家コーチング】

多忙をカッコイイと勘違いする人達を避けてください

私は30年間この言葉を言い続けています。

「多忙をカッコイイと勘違いする人を避けろ」

と。

「自分は忙しい」=「自分は世間に必要とされている」

と、勘違いしているんです。だからスマホの通知を人に聞こえるようにしているんです。実際には

「忙しくしていないと、世の中に自分が必要でないことが自分自身で悟ってしまう」

というのが分かってて怖いだけなんです。

アメリカで講義

これは私がアメリカの音楽大学で行う音楽家のタイム・マネジメント・セミナーの内容ですので、少し分かりにくいかもしれません。

英語で「遊びに行く?」や「食事に行く?」と聞いたら「アイム・スワンプト」としばしば帰ってきます。これはスラングで忙殺されていることを意味します。しかし、どこかしらに「忙しいこと=カッコいいこと」と考えている雰囲気が含まれています。

しかし、他人から見ると「ただ時間管理ができていないだけ」です。この考え方の人の輪にいると自分も「スワンプト状態(忙殺状態)」になろうとしてしまいます。まず、避けなくてはいけません。

時代的に忙しいことがカッコ悪いのではないのです。忙しいことがカッコイイと感じられた特殊な時代が過去数十年日米にあっただけの話です。

「時は金なり」ではなく、時は命そのものです。80年の人生は80年の時間を生きるということです。だから時間管理は人生管理なのです。「忙殺」されているというのは、文字通り「くしてされている」に過ぎないのです。

 お釈迦様の「人生の目的を知らず百年生きるより人生の目的を知って一日生きる方がはるかに尊い」という言葉に代表されるように、目的のない忙しい人生ほど空しいものはありません。数千年前から言われていることなのです。

 敬虔なクリスチャンである故スティーヴン・コヴィ博士の『7つの習慣』にも「Begin with the end in mind」と書かれています。「自分の葬儀を思い浮かべ、家族や親友などに、自分についてどう言ってほしいのかを考える」のような例文があります。これはまさに仏教の「無常を感ずるは菩提心の一なり」と一致します。無常、つまり死を観ずると、人生が限られている事に気付き、限られた人生を大切にしようという心が起きるということです。私が11月の「音楽家になるためのセミナー」の最初にトゥームストーン(墓石)の絵を描かせるのをご存知の方もいらっしゃるでしょう。その理由もこれらの背景があるからです。

 このように時代、世界各国、宗教を跨いで「スワンプト状態(忙殺状態)」がカッコイイなどとは考えないのです。

さらに、この「スワンプト状態(忙殺状態)」がカッコイイと思っている人々は時短テクを駆使しようと頑張ります。時短テクを紹介する本は多数出版されていますが、日本の時間管理本の先駆けと言えるのが1993年に野口悠紀雄氏が書かれた『「超」整理法』であり1995年の続編である『続「超」整理法・時間編』は30年前の書物とは思えない時短テクが紹介されています。そして、その中で強く強調されているのが、

「時間管理本が例外なく忠告していうるのは人生の目的を把握せよということである。時間節約法や有効活用法が意味を持つのは、方向を正しく把握している場合に限られる」

『続「超」整理法・時間編』

と言う内容です。これは目先の時短テクやトリックや裏技やテクノロジーにばかり目が行って「くならないよう」に警告しているように読み取ることができます。

まとめ

人間は環境に染まる生き物なので「スワンプト状態=カッコイイ」と思っている人を避けて下さい

「あの人は忙しいから」という言葉を敬意の意味で使っている人がまず最初に避けるべき人です。

共に人生管理術を磨く音楽家を探しています。
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人生を管理できるようになる音楽家が一人でも増やすことが今年、2024年前期の私のミッションです。どうか社会の奴隷生活から抜け出して下さい。経済的自由を4月に勝ち取りましょう。

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