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音楽家の頭の中の哲学者

作曲家と並べる

私達音楽家は哲学者が生きた時代と作曲家が生きた時代を合わせて考える必要があります。宗教的な流れ、音楽の発展の流れ、文学の流れ、現代では映画や、文化やネットまでも同時に掴むことができるからです。

ギリシャ神話時代

キリストさんが生まれるかなり前に音楽はギリシャ神話の劇で使われていました。その頃がタレス、ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、エピクロスです。

0年付近

キリストさんがいたくらいの時期にアウグストゥス、セネカ、エピクトテス、アウレリウスです。

バッハ付近

面倒なのでいきなり1600年くらいまで飛びますが、バッハ近辺のバロック時代がルターはまぁ宗教ですが、ベーコン、ロック、バークリー、ヒュームのイギリス経験論軍団がいたんです。同時にデカルト、スピノザ、ライプニッツという大陸合理論もいますね。オペラが流行った時期、キリスト教のプロテスタントが出来た時期、豪華絢爛なベルサイユ宮殿的な時期って考えるといいですね。

ベートーヴェン付近

古典派のベートーヴェン時代になると、カント、ヘーゲル、フィヒテのドイツ観念主義が出て来るんです。ドンピシャでしょ?

ワーグナー近辺

ベートーヴェンが没してからロマン派と考えましょうか。ワーグナーがロマン派の集大成としましょう。その時期にショーペンハウアー、キルケゴール、ニーチェの私がイチオシの実存主義の時代になるんでございます!時期同じくしてミルの功利主義や、あほマルクスもいました。

チャイコフスキー後

だいたいチャイコフスキーが没した前後にフロイト、アドラー、ユングの心理軍団が出てきます。

ショスタコーヴィチいじめ

ショスタコーヴィチがいじめられていた時期にアラン、ヴィトゲンシュタインがいて、イジメが弱まったくらいでラッセル、オルテガ、ケインズが出てきます。イジメが終わったくらいでハイデガー、ヤスパースの実存主義フォロワーになります。

シュトックハウゼン時期

ついこないだまでいたシュトックハウゼン時期にフーコーや、サルトルとボーヴォワールの契約夫婦wという感じです。

そして今、サンデル先生がご存命でいらっしゃり、メイヤスー先生なんてピチピチの50代半ばです。

音楽を聴きながら

私達音楽家は当時の音楽を聴きながら、それと照らし合わせることができるってスゴいことじゃないですか?

トルストイはチャイコフスキーの曲で涙を流して感動した・・・と思いきやワーグナーを聴いて「オマエの文章ってまねごとやんけ!」と席を立ったり、ニーチェが「ワーグナー様〜♡」となってたのに、「あいつゴミ音楽やで!」とぼっこぼこに批判側に回ったのとかは私達音楽家じゃないとなぜか分からないんですよね。(音楽家でも分からない人いるけど)

津本幸司

この3冊を書きました。

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