シュガーラッシュオンラインは子供と今とこれからを読み解く最高の教養映画
ただ、子供について行く。
そんな緩いスタンスで訪れた映画だったが驚いた。大人にも子供にも学びに溢れた映画じゃないか!
映画としての学び
・夢は人それぞれ
・夢に共感はするけど強要はしない
・応援して尊重する。時には交わりまた離れ、つながる。
・親友とは緩く、浅く、深くつながり、依存しない。
・世界はオンライン、つながることに意義があり、会う必要性をMUSTとしない。ただ、会いたい時に会える関係性は維持しよう。
映画としての建前上、子供への学びはこんなところだ。しかし、それ以上に学びに溢れた最高の教養映画だった。
今の時代の流れ、潮流、変化をここまでコミカルに興味深く表現してくれた世界観に感謝
インターネットって何?
Wi-Fiって?
子供に聞かれて僕はストレートにわかりやすく説明できるだろうか?
このシュガーラッシュオンラインほど分かりやすく、ワクワク伝えることはできない。メタファーが絶妙。
近年、英語、プログラミングなど「学ばなくちゃいけない病」に子を持つ親は帆走している。
しかし、目的なき目標はつまらない。
プログラムを学ぶこと、
英語を学ぶこと、
これが目的となり、小さいマイルストーンが目標となる。だから勉強がつまらないと言われる。
シュガーラッシュオンラインで何を子供に語るのか?
プログラミングがもたらすストーリー、作り上げる世界観を教えられる。
最近の子供たちはデジタルネイティブ。
スマホやタブレットを違和感なくいじり、アレクサやGoogleホームに音声入力して生活している。
そんな便利に利用している世界をどう伝える?
どこから伝えればいいかわからない。
けど、このシュガーラッシュオンラインを通してならいくらでも語れる。
子供は興味を持った分野に前のめりで没入する。アニメや映画は良いきっかけ。
映画の世界観はインターネットを駆け巡る情報が擬人化、有機物化された生き物の世界
Amazon、Google、Twitterなど見慣れたロゴも映画内に飛び交う。
子供に人気のヒカキンの声も出てくる。
子供にはまだ知らない世界、「ウィルス」の脅威も知る。
去年から人気が急上昇した動画バズアプリ「TikTok」のようなサービスも物語の主体として出てくる。
普段から生活に触れている事象をすべてコミカルに表現してくれていた。
映画はなぜ?、なんで?、どうして?にありふれた世界
インターネットの世界、便利な中には裏もある。
・楽しい動画アプリ、なぜ人気が出ると儲かるのか?
・ネットを閲覧しているとなぜひっきりなしに広告が出てくるのか?
・広告はどうやってブロックさせるのか?
・情報はどうやって届けられるのか?
・ウィルスって何?増えるとどうなるの?
子供には最高のエサ、「なぜ何どうして?」のオンパレード。これほどまで映画の後インターネットについて子供と話したことはなかった。
ただ、映画は今までの事象をクリアにしてくれるキッカケにすぎない。そこから先は親の仕事。
今回は子供にこの質問で締めくくった。
「この世界、自分で作れるとしたらどうする?」
娘から僕への質問は止むことがなかった。
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