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君たちはどう生きるか のアオサギの正体は! (ネタバレがあると思います)

宮崎駿の映画、君たちはどう生きるか、を見ました。
ポスターにもなっているアオサギが、ストーリーの中で登場して、いろんな姿になって、主人公眞人くんと冒険をするのだけれも、このアオサギ、手塚治虫ですね。

僕の勝手な想像です。
宮崎駿さんについて、全く詳しくない、ただ今までの映画を見てただけの者ですので、あくまで僕の考えを、書いていきます。

宮崎監督は、アニメでは、日本を制した、日本アニメ界の巨匠ですが、本人にとっては、目の上のたんこぶ、アニメ界には、絶対神手塚治虫が存在しています。若い方は、知らないでしょうけれど、宮崎監督世代は、手塚治虫でないことで、アニメ界で大きくなっていった人で、越えているはずの人です。しかし、本人は、歳を重ねるごとに、じわじわと気になってきたのではないでしょうか。
今の日本でどんなに評価されても、もういない手塚治虫には、勝負できないところで負けている、そんな悶々感が、アオサギの姿で、宮崎監督を脅かすのですね。
アオサギは火の鳥だし、人化した姿はお茶の水博士の鼻でまんま手塚キャラ。
クチバシに穴をあけるのは、手塚治虫の鼻のポツポツですよね、
最後に、アオサギを友達と眞人くんがいうけど、宮崎監督が手塚治虫に友達と呼ばれたい、という思いなんでしょうなね。

大叔父さんからの、依頼を断り母が火に包まれて死ぬ世界に、眞人くんは人として戻る。大叔父さんの跡を継げば、神になれたのに、人に戻る。眞の人であろうとする、神にはならない、神にはなれない、自分は人でいいのだ、という思いの現れですね。神を友達にできるのなら、

今回の作品は、今までの宮崎作品のオマージュをあちこちに散りばめ、宮崎監督として生きてきた道のりを見せてくれています。
宮崎駿は、こう生きてきた、
タイトルは君たちは、になってますが、自分はこのように生きてきたのだ、というのを見せてくれたからこそ、じゃあ君たちは?となるのだと、
僕はそう思います。

最後に生まれた弟は、母違いの弟ということから、庵野監督やその他数多くのアニメ界の人達が、生まれていくことを示唆しながらも、父は手塚治虫ひとりなんだ、という諦めにもにたメッセージなのかもしれないですね。

この映画、いろんな考察ができるのが楽しいですね。
他にも、思った事ありますので、機会があればまた書きます。

読んで頂きありがとうございました。

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