#393 指導が伝わらないときは、目線が違う
さて、今日のテーマは「指導が伝わらないときは、目線が違う」です。
同僚のスタッフの指導に入る機会があるのですが、指導がうまく伝わってないと感じることがあります。
でもそれってなんでなんでしょうか?
今回は、その指導する側の注意点について考えてみたいと思います。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。日々、対象者の生き方と向き合いながら、組織の課題やチーム運営にも取り組んでいます。
このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、医療者・中堅管理職の目線で、社会での働き方、人間関係の考え方、ストレスマネジメント、医療の問題などのテーマに触れながら、日々感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!noteで「学会長の奮闘記」を定期的に書いてます。マガジンでまとめてますので、よかったら!
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。!
それでは本題に入っていきましょう。
指導は伝われない
「指導する」
と聞くと、僕たちはつい肩を張って力を込めてしまいます。
この力の入り具合の原因には、
責任、プライド、憧れ、苛立ち、ジレンマ、未来
様々なワードが浮かぶからこそだと思います。
なんにせよ。
これらのワードは指導者の背中に重くのしかかってきます。
その重みに負けないように、力を込めて指導をする。
ただ、力のこともった指導というのは、相手の威圧したり、逃げ道を塞ぐ可能性があります。
強い思いはなかなか伝わらない。
その理由は相手とのギャップにあります。
「誰しも、指導を受けたくて受けているわけではない」
という前提が必要なんだと思います。
もちろん、そこには「しっかり指導を受けたい」と思っている人もいると思います。
でも、そんなの少し一緒に話せばどういうスタンスなのかはわかります。
そして残念ながら全員がそうだとは限らない。
では、指導を諦めるのか?
そういうことを言いたいのではないんです。
「あなたの強い思いが相手に伝わっていない」ということを言ってるんです。
どれだけ正しく、どれだけ真っ当なことを行っていても、伝わらないことはあるんです。
では、その指導は誰を見ているんでしょうか?
誰の方向を向いて話しているんでしょうか?
もしかしたら、自分のためになっていませんか?
あなたが話す一言一言が、あなたの内から湧き出る言葉のはずです。
あなたの言葉は何を表しているのか。
そこに少し着目するだけでも、伝わり方は大きく変わります。
指導とは、自分じゃなくて相手のためにあるはずです。
相手にとって今必要なことは何かを考え、それを共有しながら、進む方向を一緒に考えれる必要がありそうです。
今日は少し短いですが、ご容赦ください。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
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