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「大吉原展」見てきましたが、、"人"が浮かんでこない感が、、

「大吉原展」見てきた。

感想、、

きわめてヌルい展覧会だと思う。「大」吉原展とは名乗れないのでは。

平気寿命22歳と言われる遊女の暮らし、どんな人がどう生きたかもない。幇間他、吉原で働いた人の描写もない。全体的に、人が浮かんでこない。遊女という記号に感じる、、

一方で、歌舞伎など遊郭文化をさらにド派手にした文化的発展もない。番付とかあると思ったけど、なかった。

展示物の内容にも重複があるようにも思う。吉原を俯瞰で描いた屏風や絵巻がなんども出てくる。

映像を使うならVRくらい作れたろうに。
(格子の中側の遊女視点からとかも)

性についても避けられていた。避妊についてとかどうしてたんだ、と同行者が知りたがっていた。

批判もあり、キュレーションに悩んだのだろうけど、何を見せたいのかわからない中途半端な展示だと思う。

初めて吉原というものを知る人にはよいのだろうか。

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