他人を守ろうというお題目と暴力と「十五円五十銭」について

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不安にかられる状況下では、誰かを守りたいという心が利用され果てしない暴力のひきがねになる
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ということを思いおこさないといけない。9月1日の夜はそういう夜。
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自分を守りたいという感情より、誰かを守ろうというヒロイックなお題目の方が、多数の人を暴走させるためには悪用しやすい。
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白人女性を守ろうというスローガンのもと、何人の有色人種が虐げられたか。
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人事やソーシャルビジネス、国際協力などにも通じること。マイノリティのために、社会のためにと言いながら、結局は自分の「いいことしたい欲」を満たすことが目的であり、そのために他人を「かわいそうな人」という継続的に搾取される存在に固定したり、自分をキラキラさせるためのレフ版に使ったり、していないか。
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というわけで、みんなで声にだして言ってみよう「十五円五十銭」。