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#地球

『美術手帖』新しいエコロジー、来た!アートからみた気候危機、持続可能性、生物多様性、サーキュラーエコノミー、人新世、地球。

AIと一緒にグローバル気候マーチを歩けるか?『ノヴァセン』ジェームズ・ラヴロック(NHK出版)(エシカル100考、97/100)

AIと一緒にグローバル気候マーチを歩けるか?『ノヴァセン』ジェームズ・ラヴロック(NHK出版)(エシカル100考、97/100)

AIと一緒にグローバル気候マーチを歩けるか?

「ガイア理論」提唱者である科学者のジェームズ・ラブロック(御歳100歳!)の『ノヴァセン』を読んで、上記の問いが浮かんできた。

「ガイア理論」とは、地球全体(無機物も、あらゆる有機生命体も含む、コロナウィスルだって)を「自己調整システム」「ひとつの生きた生命体」ととらえる考え。

人間と自然というように分離対立してとらえるのではなく、それぞれが相互

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御歳100歳のジェームズ・ラヴロック『ノヴァセン』をサクッと読了。テクノロジーの未来と、自然環境の一部としての人間と、がガイア仮説という全体を有機体として一体にみる思考から語られている。

100億人になっても人類が生きていけるように、という取り組みのなかで、そもそもの土ち着目するのは確かにと思った。土について考えたことなどなかったし。100億人を養う土壌を求めて、という副題がいい。

スパイダーマンと、地球1個分の暮らしと、ポスト真実と、「直観と論理をつなぐ」と(エシカル100考、30/100)

スパイダーマンと、地球1個分の暮らしと、ポスト真実と、「直観と論理をつなぐ」と(エシカル100考、30/100)

いやさ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ってアメリカの最高のエンタメチームが現代に何を届けるか、何を表現するかを考え抜いて全力で娯楽にしたものだと思っていて超好きなんだけど、、でもその中でも今回の『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』ってかなり凄いんじゃないかと、じわじわと思っている。

コメディ映画でありながら、全体の根底に流れ続ける「世の中これからどうなっちゃうんだろう?」と

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