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千葉・八街の思い出話

いざ、伝説の八街へ

むかーし。職場の先輩から聞いた話。
八千代、四街道、八街の暴走族が八街のスイカ畑で抗争したとか。
その千葉出身の先輩から聞いた話の中では、ジャガーさんと双璧を成す程、強烈な印象のあった話ですから、八街と言えば... という勝手なイメージを脳内で作り上げてしまっていたわけです。
(八街の皆さん、ごめんなさい)

それから月日は流れ、八街に作られたレコーディング・スタジオの電気工事の設計・施工に携わる事になり、伝説の八街初上陸。念願の八街デビューを果たしました。十年程前の話です。

色々と思い出深いことはありますが、落花生収穫後の八街は異次元の世界でした。ピーナッツが収穫された後、春先の乾燥した赤土の畑に強い季節風が吹きつけると、あっという間に周囲が土煙で覆われます。これがいわゆる「やちぼこり」です。(トップ画像を見てください)

冗談抜きで凄いですよ、やちぼこり

もう、ここはイラクか?という勢いで視界が奪われ、場所によっては30m先が見えなくなる程。近隣の住宅の塀に目をやると、赤土がこびり付いており、やちぼこりの威力を物語っているようでした。

八街のセーブオンにて...

更に。八街のセーブオンに入ったら暴走族向け雑誌が置いてあって、興味本位で読んでたらまぁ驚きの連続。中でも「あの伝説の八街の!」で始まる記事。超「チバラギ仕様」の族車が紹介されてて、近くだった事もあり、職人さん達と「見に行こうぜ!」となりました(何故そんな展開になる?)
今の時代にこれか… とカルチャーショックを受けました。
(きっと地元の方達は広島に言われたくはないわ!と思っていたはずです)

落花生と非日常

八街と言えば落花生が名産品。現場の近くにも落花生屋さんが点在してたんですよね。広島からも何人か職人さんを連れて行きましたが、なんだかんだ土産を買いたくなってしまうんでしょうね。皆さん結構買っておられました。が…

その中の一人。大量に買われたのはいいんですが、
「酒のつまみですか?」と聞くと
「いや…」。
「ピーナッツがお好きなんですか?」と聞いても
「いや…」。
頭の中が????となりましたが、どうやら勢いで買ったようです。

その職人さん、大量に落花生を持ち帰ったところ...
「こんなの誰が食べるの!いくら使ったの!」
と後日、奥さんに激怒されたそうです。

いやぁ… 人間、非日常の空間に身を置くとハメを外すものなんですね。

では、お後がよろしいようで。

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