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FaB雑記:Boltyn使ってみた

Dusk till Dawn発売まで弱い印象だったのですが、下記の記事を書くために使ってみてかなり楽しかったので、使い方や感想を簡単に書いてみます。

今回紹介するのはBoltyn構築の一例にすぎず、武器の種類や戦略によってかなり構築が変わるのがBoltynの面白いところです。まだまだ研究しがいがあるヒーローですので、ぜひ一度は遊んでみて欲しいなと思います。
自分も今回使ってみるまで面白さに気が付かなかったので、本当にオススメです。


Boltynの特徴

そもそもBoltynってどういうヒーローかを簡単に復習。Light Warriorのヒーローで、このクラスのヒーローは手札のカードをヒーローのソウルに溜めるchargeというキーワード能力を使います。
Boltynは能力が2つあります。1つ目は、chargeしたターンはアタックアクションで防御されたアタックが+1されること。2つ目は攻撃力が上がっているアタックに対して、アタックリアクションのタイミングでソウルのカードをバニッシュすることでgo againを付与できることです。

ヒーロー能力から考えると、chargeして連続攻撃することがBoltynの強みだと思われるのですが、chargeしても相手がアタックアクションでブロックしない限り攻撃力が上がらず、go againもつけられないので自由に連続攻撃できないという欠点がありました。たぶん戦略の軸として任せられるまともに使える低レアのchargeカードがTake Flightしかない状態でした。

普通の攻撃ではGo againがなかなか付けられないとしても、ソウルにカードをため続けることで、武器攻撃を強化し攻撃回数も上げられるLumina Ascensionと武器のコストを下げるCourage of BladeholdCintari Caberを連続で武器を振り続ける動きは強いので、コンボデッキとしてCCではそれなりにはやれるヒーローだったと思います。

FaBのコンボデッキとしてはBoltynのコンボが一番有名らしいので、そんなにこのヒーローに興味がない人もこれくらいは知っていて損はしないと思います。

コンボデッキはBlitzでは難しいので、今回はDusk till Dawnで追加されたカードを使って別の構築をしています。

2023/7/30追記:CCだとこれまで通りのコンボ構築が強いと思っていたのですが、Dusk till Dawnでだいぶ状況が変わったようです。今回紹介しているリストの延長線上でCCのデッキも作れると思います。

デッキリスト

下記がデッキリストです。

Dusk till Dawnで追加された使いやすいchargeカードとchargeすればリソースなしで3点攻撃が出来るRaydn, Duskbaneを使うことで少ない手札でも安定した攻撃をしつつ、キーカードが手札に来た時には強力な攻撃も狙えるのが魅力的な構築となります。

勝率が良くはないですが、そもそもBoltynの使い方自体を最初に理解しておらず、そこで負けまくったのが大きいです。最近は勝率が上がってますし、使ってて普通に強い感触です。

面白いので是非このリストで遊んでみてください。以降は使い方を説明していきます。

デッキの使い方

Dusk till Dawn追加カードの特徴

Dusk till Dawnではわりと分かりやすい特徴を持ったカードが追加されました。
・黄色カードをchargeすることで効果を得る
chargeされることで効果を発揮するsolflareという新キーワード能力
・Courageトークン

これまではチャージするカードに特に条件はなかったのですが、今回から黄色カードをチャージすることで効果を得るカードが登場しました。
いろんなカードがあるのですが、特にこの構築で明確に強いのは低レアのカードです。これらの新規カードによって、charge後に連続攻撃がかなり安定して出来るようになりました。

Beaming Bravadoは確定で+1されるので、確実にgo againを付けることができます。0コストなのも強いです。正直、Boltynにとってありえないほど強いカードです。(地味にレアなのでコモナーで使えないのが痛い。。。)

Light the Wayは確定go againではないものの、hit時go againですし、それを防ごうとアタックアクションでブロックされるとBoltyn能力+1されるのでgo againが付与できます。こちらも0コストなのも強いです。
非アタックカードでブロックされると正直厳しいのですが、大した攻撃ではないのできっちり防御されることは今のところ少ないです。Boltynの知識が広まってこのカードの強みがばれ始めると、ちょっと厳しいかもしれません。それでも、相手が何もしなければgo againが付与できないこれまでの状況と比較すれば、相手に選択を迫れる時点で雲泥の差です。

今回の構築では、この2種類のカードを使って、少ない手札からでも武器攻撃のRaydn, Duskbaneにつなげていくのが基本戦略となります。

おまけで、今回追加された黄色chargeカードの欠点にも言及しておくと、これまでのカードはこのターンchargeしていれば効果が発動していたのですが、黄色chargeカードはそのカードを使用するときにchargeしないと効果が発動しないです。
逆に言えば、これまでのchargeカードにも強く使えるカードがたくさんあります。例えば、Bolt of Courageはこのカードでchargeするのではなく、すでにcharge後に連続攻撃した最後にこのカードで攻撃すればsnatchのように使えます。


次に、charge対象になったときに効果を発動するsolflareキーワードについて説明します。一例としてBanneret of Salvationの画像を載せておきます。

chargeは単純に手札が1枚コストになるので正直かなりきついキーワード能力ではあります。charge時にはBoltynの効果が発生しますし、ソウルにたまったカードはgo againを付与したり、盤面に残り続けるためコンボターンでバリューを稼げはします。
それでも、短期的には正直go againの+1点程度しか役割を果たさないのでchargeを使うだけで純粋につらい動きになります。
ここで、新キーワード能力のSolflareを持つカードをchargeすると、だいたい+1点くらいの価値はあるので、最低でもトータル+2くらいは帰ってきますし、Boltynの能力や武器のRaydnを使うことを考えれば、体感ですが平均してchargeした1枚程度はちゃんと帰ってくる感じです。
これまでは「chargeすると単純に1枚損」という感じだったのですが、これのおかげで、その感覚はほとんどなくなりました。これにより短期的なゲームでもかなり強くなった気がします。

最後にCourageトークンはBoltynにとって最高の強化です。

このトークンがあるときにアタックすると、1バフできるだけのカードですが、1バフできるということはBoltynの効果でgo againが付けられます。
これまでのBoltynが一番つらかったのは、chargeしてもそれにgo againを付けられずそれ以上攻撃が続けられないことでした。ところが、ターンの初めにこれがおいてあれば、必ずgo againが付けられるようになりました。
Courageトークンはいろんな方法で出せるようになりましたが、このトークンがどのように出るかでかなり動きが変わってくる地味ですがトータルで言えばめちゃくちゃ重要なトークンになります。

デッキの基本的な動き

・「0コストchargeカード」「charge対象」の2枚のカードとRydenで攻撃する
このデッキの一番基本的な動きです。相手の攻撃を止めつつ、残った2枚のカードと武器で安定して6点くらいは反撃できます。その中心となるのはDusk till Dawnで登場し、上でも紹介したBeaming BravadoBeaming Bravadoになります。
完全に安定してgo againを付けられるのはBeaming Bravadoだけなので、必ず安定して攻撃したいときはカードをもう一枚残してTake Flightを使ったり、あきらめてSnapdragon Scalersを使ったり、武器のRaydnにつなげるのは諦めてchargeだけで終わる、などいろいろ選択のバリエーションがあります。このあたりはデッキを回してるうちにいい行動が分かってくるタイプのものであり、何がいいかを一言では言えないので研究してみてください。

・基本の2枚のカードとLumina Ascensionで強力な攻撃をする
上の応用で、charge攻撃後にLumina Ascensionを使えばRaydnのhit時効果付き4点攻撃が2回振れます。つまり3枚で11点くらいが出せます。

ソウルがたまっていれば、Lumina AscensionBeacon of Victoryからサーチできるのでわりと安定して使えます。

・大量に手札を残してV of the Vanguardで攻撃する
V of the Vanguardは任意の枚数chargeし、chargeした枚数だけこのcombat chainの火力が上がる最強のカードです。特にRaydnもバフがかかるので他の手札に関わらずこのカードだけで安定して強い攻撃ができます。
1コストかかるので、Blossom of Springを使ってリソースを出せばchargeできる枚数も増えるので本当に強いです。

Bolting Bladeと相性がよく、アーセナルにV of the Vanguardがある状態の5枚とBlossom of Springからのリソースがあれば、3枚chargeすることで
 V of the VanguardBolting Blade + Raydn
 3(+3) + 7(+3) + 3(+3) = 22
と22点が出せます。

Bolt of CourageIlluminateなど、0コストの強力なヒット時効果を持つカードがあれば、 それを最後のアタックに使うのもかなりオススメです。

その他のカードの軽い考察

以下はデッキというより、どのように構築を考えているかについて。自分で構築ができていない初心者の人が読むと得るものがあるかもしれません。

DtDのMレアchargeカードについて

高レアの新規カードとしてBeckoning LightSpirit of WarPrayer of Bellonaはどれも強く見えるものの、わりと活躍させるのが難しいです。

最初はデッキとの相性がよさそうなPrayer of Bellonaを入れていたのですが、これだけ黄色が入っていても意外とchargeに失敗するのと、少ない手札でも動く戦略と相性が悪かったためSpirit of Warに変更しました。
Beckoning LightHelm of Sharp Eyeと相性がいいものの、今回のデッキはリソースを出しながら動く構築ではなく、このコンボを安定して狙うタイプのデッキではないため却下。

アタックリアクションについて
新規カードのResounding Courageを入れていますが、近いカードとしてMONにはCourageous Steelhandというカードもあります。

Courageous Steelhandは0コストなので、一見この構築と相性がよさそうです。ただし、アタックリアクションは手札に余裕があるときに残すカード、逆に言えば、余裕がなければディフェンスに回したいカードなので、防御値が2という点を見て、Resounding Courageの方を採用しています。わりと好みよりです。

その他のよさそうなカード
charge
してもバフされずgo againが付与されないということが多いのですが、新規カードのCharge of the Light Brigadeはこの問題を解決してくれるちょうど良さそうなカードです。たぶん入れたほうが強いものの、何色がいいかも難しいのでいったんデッキには入れてません。防御値が3あるので、使い方も考えれば上で挙げたCourageous Steelhandより安定して仕事をしてくれるはずです。

Spirit of Eirinaは強力なカードですが、実際に使ってみると「邪魔になることが多い」、Blitzに関してだと「Soulをためる方にchargeを使いたい」「このカードによるビッグターンにこだわらなくても十分勝てる」と感じたので抜きました。試行回数を増やせば入れてもいいという結論にもなるかもしれませんが、今のところBlitzだとデメリットの方が大きいと感じています。


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