シベリア

日記的なものを始めようかなと思いましたが、「お前の日常なんて誰が興味あるんだよ」という頭の中の声が消えず、どうしても書き進めることができませんでした。そこで、食べたもののことだけをざっくばらんに書いてみようかなと思い、やってみます。

今日は「シベリア」をお昼ごはんに食べました。

映画『花束みたいな恋をした』の病をこじらせている友達と、劇中に登場したパン屋さん「木村屋」に行くことに。書いていてうわあと自分でも引いてしまうクソサブカルぶりですが、自分含め友達4人は非常にワクワクして店内を物色しました。
木村屋は昔懐かしいレトロなパン屋さんで、おばあさんがひとりで切り盛りしていました。店内には菅田将暉と有村架純のサインも展示されています。ここで数多のクソサブカルカップルが焼きそばパンを買って写真を撮りまくっているんだろうなと、性格の悪いことを思ってしまいました。でもきっとその場にいる友達全員が思ったはずです。
プッチンプリンをパンの上に載せた?プリンパンというものが有名らしいですが、行った時間が遅かったこともあり、プリンパンはもちろんほとんどのパンが売り切れ。私は悩んだ末、目についたシベリアを買うことにしました。
例に漏れずギャーギャー騒ぎ立てながら(すみません)、サインを撮影し、その後河川敷に行くべく調布駅に移動。多摩川河川敷をだいぶ歩き、川のふもとに座って買ったパンをみんなで食べました。

美味い。シベリアは久々に食べましたが、優しい甘さが広がって、なんともほっとする味わいです。
シベリアと出会ったのは、大学時代にしていたスーパーのアルバイトのとき。和菓子コーナーの値引きをするとき、いつもヤマザキのシベリアが残っていたのです。
一目見たとき、なんだこの食べ物は!?と思い、だんだん気になって母に聞いてみたら「カステラの間に羊羹が挟まってるんだよ。昔から売ってるよね」と教えてくれました。羊羹とカステラ、何とも謎な食べ物です。しかも名前がシベリア。

色々不思議に思ったので帰って調べてみると、カステラの間に羊羹的なもの(あんこをかためただけのものの場合もあるらしい)が挟まっている食べ物のことを指すようで、大正時代からあるお菓子なのだそう。名前の由来はわかっておらず、形をシベリアの永久凍土にたとえた説、羊羹の部分をシベリア鉄道に見立てた説などがあるらしいです。

羊羹とカステラなんて合うのかよという感じですが、かじると羊羹が溶け出して、あんこ入りカステラみたいな味(?)になるので普通に美味しいです。これから他のパン屋さんでも見かけたら食べてみようかしら。

これ本当に面白いんかな。不安になってきました。次回はないような気がします。

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