蚊帳の外



第5節


首位に近づくために負けられない一戦


チームには心の底から勝ってほしい


ただスタジアムに来るたびに怒りがこみあげる


チームメイトが戦う姿を見てこっちも


試合してるかのように気持ちが熱くなる


大事な試合でチームは1-0で競り勝つ


チームは優勝したかのように喜ぶ中


完全に蚊帳の外


素直に喜べない自分


自分の中で2人の人格がいるかのような感覚


チームの勝利、活躍は当たり前のように嬉しく


ゴールが決まった瞬間は誰よりも雄叫びを


あげるほど嬉しい


それと同時に


なぜここに立てないのか


なぜ観客席から眺めているのか


怒りだけの言葉では足りないくらいの怒り


チームのスタッフ1人の登録ミスから


起きたこの状況


毎日の練習、毎週来る試合に


はらわたが煮え繰り返る思いを押し殺して


チームメイトの前で笑顔を振る舞う


必死に負の気持ちを抑えて


チームメイトに見せないように押し殺す


押し殺せてない時も絶対にある


それでも常に笑いの中心であるように


人を笑かし笑ってたらなんとかなる


暗いやつに人生は楽しめない


ネガティブなやつに楽しい出来事は起きない


最後の2試合にフォーカスするため


自分に言い聞かせる日々


これまで以上の腹立たしい経験


この逆境、困難、苦痛のおかけで成長できたと


思えるようにするしかない


これも試されている


成長へと繋がる、何かのメッセージと


思ってやるしかない


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