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義母の生霊と戦う話⑧

久しぶりの更新。
上の子の小学校入学に伴いバタバタしていたり
リアル義母から唐突に
『どうすんだよ!!』(なにが?)
と喚き散らすヤバ電話もかかってきて(この内容も実は衝撃的だったのでいずれエピソード追加します)
あまりにヘロヘロな日々ゆえ、期間が空いてしまったことをまずここでお詫びしたい。

GW明けというタイミングではあるが、心だけ1月に飛ばして読んでいただけると幸い。

登山バスと算命学

終点西武秩父駅。
ここからは三峯神社直通のバスに1時間半ほど揺られていくことになる。
おそらく自家用車ならそこまで時間はかからないのだが、なんせ1月の雪の残る急カーブ続きの細い道。
バスで向かうと本当にゆっくりなのだ。
きっと運転手さんだって気持ち的にはもっと飛ばしたいだろう。
ゆったりのんびり安全第一で山を登る。
それでもさっき見た家々が、川が、森が
どんどん下へ下へ、小さく小さくなっていく。
ふと、今この崖から転げたらどのあたりまで落ちるんかなあ…なんて考える。
1時間半、歩くこともなくこれだけ高いところに運んでもらえると思ったらやっぱりすごい。

パイセンが安藤一家を算命学で読み解いてくれるスペシャルな時間も過ごせて、結果的にものすごく充実したバス旅であった。
ちなみに安藤一家は算命学的にも全員が強キャラで、どうまとまっていくのか未知数な家族のようだ。
算命学やっている人には特に息子の命式を見せたい。牽牛星を4つ持っているんだって。

三峯神社

バスを降りると冷たく引き締まった風が頬を撫ぜた。
自然と背筋が伸びる。ここが三峯神社か。

ーー 絶景…

木々が、森が、足元に広がる。
真っ青な空を背景に険しい山々が目の前に連なる。

停留所の階段を少し上がったところ。見晴らしが最高

既に清々しい気分。
「もう勝った気持ちです」と宣言するとパイセンにまだ早いと笑われた。


三峯神社

バスを降りた瞬間から清々しかったが、一番最初の白い鳥居を抜けた瞬間もすごかった。
空気が変わる。凛とした感じ。
歩いているだけで穢れが落ちていくイメージ。


この木々の間を抜けていく。どこを切り取っても美しい。

『一番好きなところがあってね。そこ先に行っていい?』
パイセンからの提案で、まずはパイセンのお気に入りスポットに行くことに。

「奥宮遥拝殿」
しっかり登山しないと行かれないという奥宮を臨める見晴台。
『すごい風でしょ。スッキリして、本当に気持ちいい』
刃物のような冷たさの浄化の風が吹く。

あとから聞いて知ったのだが、このとき気温は氷点下だったらしい。
あの強風の中に立っていたら本当はとてつもない寒さだったはずなのに、手先足先までホカホカで不思議な気持ちだった。
ここの写真も撮ったのだけど、できれば直接見に行って欲しいという気持ちを込めて、今回は載せないでおく。

御眷属様 拝借

話したいことは山ほど。
でもメインイベントはこれ!眷属拝借。
三峯神社使い神である大口真神様(狼)をお借りして1年間家をお守りいただくというものだ。
パイセンのあとに続いて手続きをする。

ご祈祷を受ける場所もまた本当に気持ちがいいところで、寒いはずなんだけれど暖かくて、キリッとした澄んだ空気に満ちていて。
ただそこにいるだけで自分の意識がフラットになるのを感じた。

御眷属様をお借りしたあとは御仮屋神社へ向かう。
大口真神様が祀られている神社だ。
御仮屋へのご挨拶は御眷属拝借とほぼセットになっていると言っても過言ではない。
ここも本当にいい!!

御仮屋にはたくさんのお犬様がいる。

このあたりを歩いていると視える人にはちゃんと視えるらしい。
ちなみに私もパイセンも全く視えないタイプ…。無念…!

驚くべきことにこの御仮屋だけで30分以上時間を使ってしまったらしい。
ただ御参りしただけのつもりだったのに!
御仮屋にお参りする人は本当にこの時空間の歪みに注意して欲しい。
三峯神社と西武秩父駅を結ぶ唯一の直通バス、実は1時間に一本しか出ていない。
次のバスが出るまであと30分弱。
昼ご飯を食べる時間が移動含めて20分ちょっとしかないことになる。

ここからはパイセンも私も本気で走った!
境内をあんなに猛ダッシュしている人、他に居ただろうか…でもそんなことに構っていられないくらい本当に時間がない!!
走りに走って神社をあとにする。
後ろを振り返っちゃいけないらしいとパイセンから教わっていたものの、もはやそんな暇さえない!!

ゼーハー言いながらごはん屋さんへ駆け込む。
どうしても食べたかったんだ…!
この…わらじカツ丼が!!!

薄く伸ばしたサックサクのカツがちゃんと2枚乗ってる。
さすが草鞋カツ。

注文してから15分で食べきらないといけないという超タイムアタック!
カツ サックサク!タレは甘い系。香りも素晴らしい。
景色も相まって本当に美味しい。
気合で食べきったし口の中を火傷した。
皆さんはぜひ時間に余裕を持って味わって食べて欲しい。
本当に美味しいので。

雪山猛ダッシュからの熱々カツ丼タイムアタックで、氷点下なのに汗だく。
全身で禊を感じたのだった。
生霊の霊障でなくても、とにかく全身スッキリしたい!!という方に全力でオススメします。三峯神社。


我が家に来てくださった御眷属様。
こんな具合にお祀りしてます。

次回、本編は『安井金比羅宮参拝』
番外編で書きたいことが溜まってきたため、そちらも書き足そうと思います。

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