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2023年の自分にタイトルをつけるなら?

「あなたの人生で成し遂げたいことはなんですか?」

こんなスケールの大きな質問をされることは、なかなかないだろう。36年間の人生で誰からも聞かれたことなければ、自分でも考えたことのないような重い質問を2023年は何度も何度も聞かれた。

この答えを探そうと思考を深めれば深めるほど、自分の中に2人の人格が現れる。相容れない2人と付き合ってきた年、それが2023年。なので私にとって2023年のタイトルをつけるなら「2人の葛藤」かなと。

なんだか重ーい感じで書き始めてしまったけど、性にあっていないので、明るめに2023年を振り返ってみたいと思う。

フリーランス3年目、未知の世界に挑戦してみた

フリーライターになったのが2022年の秋。そこから数か月で自分の中の好奇心お化けがうずきだし…。2023年の1月からは広報PRという未知のジャンルに足を踏み入れた。

ものすごく漠然としていた「広報PR」の仕事。始めてみると、ライティングスキルだけでなく、マーケティングの知識を求められたり、ディレクションスキルも必要だったりと…めっちゃ大変!
必死にマーケティング関連のインプットをしていた2023年の春。

効率化ツールを使いこなし、業務を最適化していかないと瞬時に振り落とされてしまいそう。

でも、新しいことや幅広い業務に携わるのは好きで、大変さの中に面白さを感じていたし、今年は広報PRに全力投球するんだ!と意気込んでいた。

コーチングとマーケティングは相容れない

2023年はもう1つ、新しいことに挑戦!それがコーチング養成講座。今まで自分はクライアントとしてコーチングを受けた経験しかなく、いつかはスキルとして学んでみたいと思っていた。決して安くない金額にビビりながらも、自分で自分の背中を押した5月。

私はZaPassというスクールに申し込み、4段階あるうちの2段階目(EntryとBasic)まで受講することに。

出典:https://zapass.co/academy

「講座」を「受ける」と書く受講に、受け身のような印象を持っていたけれど、ZaPassの受講は自分が話す時間もすごく多い。2時間半の受講中に何度もあるペアコーチングタイム。ペアで話す内容は毎回さまざまだが、もっとも多かったテーマが、冒頭の「あなたの人生で成し遂げたいことはなんですか?」だった。

このテーマについて話すと、とんでもない文字数になりそうなので割愛!ただ、この問い以外にも「最短最速からの脱却」とか「理路整然と話さない」とか「自分の感情を大切に」とか、、、ビジネス書には絶対書いてなさそうなことばかり言われる。

そしてこのコーチングの世界にどっぷり魅了されちゃってる自分に気づく。一体何のために働くのか。何をどうしたら幸せな人生と言えるのか。「今」この瞬間を大事にできているか。

際限なく自分への問いが広がっていく。「もっと自分を知りたいし、もっと深く考え込んでみたい。とにかく時間を忘れてボーッとしたーい!」

そんなテンションになってしまった。でも現実世界はマーケティングを駆使して、いかに効率的に売上を最大化させるかなんてことを考えねばならんわけで。仕事中なんども2人の自分が争いあって、葛藤して、しんどかった。

しんどさと嬉しさを味わった2023年から面白さを味わう2024年へ

「しんどい」と「嬉しい」が私の1年を振り返って浮かぶ感情。2人の自分に挟まれてしんどい思いが大きくなっていたけど、思い返せば、毎月旅行したし、3年ぶりにカナダの義理家族に会えた!4年ぶりの海外にだって行き、憧れのワーケーションができた!コロナの縛りが解かれてリアルの交流が増えた嬉しさを存分に味わった。

沖縄行った次の週に北陸3県行ったりなんかして。

マレーシアで嬉しい出会いもあり。

なにより、コーチングのおかげで立ち止まる勇気がついた

「立ち止まる=ダメなこと」という思い込みが激しくて、少しでもスピードが低下すると焦る自分。フリーランスになって余計に「進み続けなければ!」と思うことが増えていた。そんな自分に「ちょっと待って!」とブレーキをかけることができ、休みが充実した。

せっかく振り返ったついでに来年の抱負的なものも宣言してみる。仮のタイトルをつけるとしたら「面白さの探求」かな。

人生は楽しい(enjoy)ことばかり追求するのは難しい。でも面白い(interesting)状態は自分次第で作れそう。

面白い:魅力ある物事に心が明るみ、目の前がぱっとひらけて晴ればれした状態。心が引かれて興味深い。普通と違っていることを表すこともある。
楽しい:気持よく明るい気分。のびのびと満ち足りた気持ち。

Oxford Languages

2人の自分がいることに気づいて葛藤することは、楽しくはないけど、面白いなと。2024年は、がむしゃらに進み続ける自分に問いをぶつけながら、面白さを感じる1年にしていきたい。

この記事は、「Marbleコミュニティ」の企画、「#マーブルアドベントカレンダー」に参加して執筆した記事です。
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