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脈々と継承する密教

密教は呪術的な要素を得て発展していきました。

インドでは7世紀〜8世紀ごろに密教は一つの頂点に達します。
2つの流れによって体系的に整備されたからです。
その2つの流れが大日経と金剛頂経です。

この流れに集約される純密は大日如来を本尊として即身成仏のための行法を確立し、曼荼羅を生み出したところが特徴です。
この流れはシルクロードや海路を経て中国に伝わりました。
最終的には空海に伝わり、最澄の延暦寺にもたらされます。

密教は神秘主義を柱としています。
そのため弟子への継承を重視しています。
密教は大日如来から金剛薩埵に伝授されました。
そこを竜猛菩薩が南天竺で学び、竜智菩薩に授けました。
金剛薩埵は普賢菩薩のことです。 竜猛菩薩と竜智菩薩は南インドで活躍しました。

竜智菩薩から8世紀頃、密教を教えられ海から中国に渡り金剛調教の密教を伝えたのは、金剛智三蔵でした。
そこから不空三蔵に授けられます。
そこから恵果阿闍梨に授けられ、 空海に伝わるわけですね。

多くの叡智が人々の鎖のよう つながりから受け継がれてきました。
現代では見えない世界が軽んじられています。
わたしたちも受け継いでいかなければなりません。
見えない世界に興味のある人は是非一緒に伝えていきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。