見出し画像

方忌み概論

悪い方角というものがあります。
色々な問題が起こったりしました。

そんなこともあって、昔から悪い方向は避けるということが行われてきました。
このことは現代においても方位の占いとして残っています。

占いにおいて悪い方位といえば、五黄殺や暗剣殺などがありますね。
ちなみに、陰陽道は天文をバックグラウンドにした占術理論があったという背景もあり、悪い方位というのは、恐ろしい星神のいる方角でした。

恐ろしい星神としては、大将軍を筆頭に太白神、天一神、金神などです。
大将軍が最も恐ろしいとされており、金星の精とされています。
金の気というのは刃物など危険なものが象徴されるため、不吉な星であるとされていたからです。
また、太白神や金神も金星の神様です。
金神にいたっては金神七殺と言われており、方位を犯すと7人の死人が出ると恐れられました。

方位といえどあなどれず、昔の人はかなり敏感だったと言えますね。
実際にお抱えの占い師を雇う貴族も沢山いたわけですからね。

それだけ方位というのは重要だったということです。
実際に良い方向に向かい、悪い方向を避けるということを徹底しているだけでも現実面にかなりのプラスがあります。
占術理論や自然哲学を学び、ロジックの側面においても見えない世界からの良い影響が受けられますから、興味のある人はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。