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陰陽でラポールを築く

相手に反応を与えて本心を把握していくわけですが、表に出さないタイプには手を変えていかなければなりませんでした。

もちろん、闇雲に手を打つのではなく、相手を観察した上で次の手を考えるということが大切です。
そして、次の手というのも陰陽論をもとに考えていくのです。

相手に本音を吐かせるためにはこちらは沈黙しますし、相手を積極的にさせようとするにはこちらは消極策を取りますし、相手から取ろうと思ったらまず与えますし、相手を昂らせようと思ったらこちらは低姿勢を取ります。
相手の心の扉を開いていくには実例を述べていきますし、そうやって相手から思うことを主張してくるように誘導します。

相手が自分と同じ意見を言えば喜んで賛成すれば良いですし、反対意見によって相手の出方を見れば相手の主義主張も分かります。

相手の発言や沈黙は情によって出入りしていますからね。
相手のいうことを聞くのですから、まず、こちらは静かに振る舞わなくてはなりません。
そうすることで、相手の心に自分の心が通じ合い、親密に接触することで、相手を察知することができるのです。

もっとも重要なのは自分の心を定めることです。
自分の意思を決定していないのに、相手にどうこうさせるのは無理というものです。
自分の意思を決定した後に、このように相手に近づいていけば相手はこちらの真意に気づくことがないでしょう。

陰陽論が相手と親しくなるためにも重要だということですね。
単なる哲学ではなく、非常に身近なことを本質的に示していると言えましょう。
見えない世界をはじめとして、このような自然哲学を駆使することによって特殊な才能に頼らずとも結果を残すことができます。
感性と理性が両輪で回る学びが大切ですから、一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。