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逆鱗に気をつけよう

人に進言するにあたって多くの秘訣がありました。

大事なことは信頼を得るまであらゆる手を尽くすことです。
うまいこと相手に近づくことができれば、あとは思うようにできます。
ここまでいけば相手の秘密にも立ち入ることもできますし、反対や利害を指摘しても受け入れてもらえますし、むしろ率直さを評価してもらえます。

とはいえ、恐るべきことは逆鱗に触れるということです。
龍は本来はおとなしいです。
しかし、喉の下に30cmほどの鱗があり、それを触ったら、たちまち暴れ出して噛み殺されてしまいます

戦国時代にもそんな失敗の事例がありました。
武田勝頼はある悩みがありました。
重臣たちは信玄公だったらどうしただろうと無意識にもらしているのです。
偉大な先代の礼賛は勝頼にとって気に触るものでした。
長篠の戦いでの無茶な攻撃はこのようなことがあったのでしょう。

どこに逆鱗があるかは分かりませんからね。
頭の薄い人や背の低い人が自虐ネタをやることがありますけど、そこに他人が笑いをとると怒り出すこともありますし、大したことないことでも実は相手が気にしているケースもあります。

相手との信頼を築き上げたとしても逆鱗に触れただけで一気に崩れてしまいます。
全てが水の泡になってしまいますから、見極めていく必要があります。
それには見えない世界の力を磨いていくのも良いですが、ロジックだけでも把握はできるものです。
人間関係を見えない世界から良くしていきたい人はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。