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学術

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学と術に関するマガジンです。占術、霊術、霊学、陰陽道など、学や術、あるいは道に関する理論や概論をご紹介しています。
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#文学

杜甫と病

杜甫は飢饉などを目の当たりにした後、成都に移り住みました。 成都では平穏な暮らしをするこ…

自らの幸せを探して

李白は様々な経験をして、玄宗皇帝に召され、長安にのぼりました。 そのままいけば、このチャ…

日本文学の泉源

日本には多くの素晴らしい小説があります。 夏目漱石や川端康成、宮沢賢治、泉鏡花など小説家…

雨月物語の魂

上田秋成さまの雨月物語はとても怪異性の高い作品です。 赤穴宗右衛門という武士は病になり、…

格差社会に鬼たちが伝えているメッセージ

日本の文学にはおどろおどろしい話が沢山出てきます。 古事記や日本書紀をはじめとして日本霊…

蜘蛛の糸のメタファー

芥川龍之介の有名な作品に蜘蛛の糸というものがあります。 悪人が地獄の血の池で溺れかけてい…

天狗と流れ星

天狗という言葉が文字として記録されている書物で最も古いものは日本書紀です。 舒明天皇の時代に流星が現れたのですが、中国留学から帰国していた僧の旻が天狗だと説明したのがはじまりです。 (当時は天狗という字はアマギツネと読まれていました。) たしかに、翼の生えた狐のような姿の天狗(テンコウと読まれている)という記述も山海経に出ていますし、猿に似たような描写や鳥に似たような描写も残されています。 星の一種として扱われているものもありますね。 日本書紀の記述によって流れ星を天狗だ

煩悩と共に生きる

神話などでも痛快に正義と思われる方々が勝っていきます。 もちろん勝った側においては正義な…

妖怪とも仲良くなれる

妖怪と仲良くなったという話もそれなりにあります。 例えば、東北では座敷童子が有名です。 …

鉄が生み出した妖怪

京都から亀岡に行く際に老ノ坂というのがあります。 金太郎が侍になるために、彼を引き取った…

マイナス1をかける術

きれいは汚い、汚いはきれい。 シェイクスピアの悲劇であるマクベスの冒頭にある魔女の言葉で…

式神を見たら

式神について色々説明しています。 しかしながら、式神は見えるのかどうかという話です。 式…

小説が咒になる

咒というものはどのように作られているのでしょうか。 共通している部分もあって、たとえば、…

式神のための道具

式神を使役するにあたり、道具を使うわけです。 いざなぎ流では式王子を呼ぶことがあります。 彼らを御幣に招くための道具があります。 具体的には、ちむらさん王子や五体の王子という式王子用の御幣を作るのです。 修験道の場合は護法童子を招く必要がありますね。 護法童子は独鈷杵に招かれることが多いです。この道具を見たことある人は多いと思います。お寺にマークがあったりしますね。 枕草子にも修験者と独鈷杵については書かれているため、それだけポピュラーな存在だったと言えるでしょう