日本を蒙古襲来から守った見えない力
霊仙は国家を守るくらいのことができる密教の奥義太元帥法を習得しました。
これを日本に持ち帰って日本のために使いたいと考え、帰国を決意しました。
しかし、皇帝は本性を現しました。
宮中から持ち出してはいけない秘法を習得した以上、出ていくことは許されません。
皇帝が祈祷僧に抜擢したのは、気に入っていた霊仙をそばに置いておくためだったのです。
嘆いていた霊仙には転機が起こりました。
820年、皇帝が内紛によって暗殺されました。
しかし、新たに朝廷の勢力を握った者は反仏教派だった