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学術

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学と術に関するマガジンです。占術、霊術、霊学、陰陽道など、学や術、あるいは道に関する理論や概論をご紹介しています。
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2023年10月の記事一覧

堕落を見限った仙人たち

厳しい修行に明け暮れていた陽勝は33歳の時に突然姿を消しました。 どこへ行ったのでしょうか…

知の不遇時代

魏晋の時代というのはまさに暗黒とも言える時代でした。 知識人にとっては、まさに不遇と言え…

晩成になれる分岐点

肉体がある以上、老いというものは残念ながら避けられないものです。 脳にも同じことが言えま…

陰陽論を理解していた信長の戦略

桶狭間に勝利し、美濃を滅ぼし、将軍を擁立して京都入りを果たした信長。 しかし、これを契機…

高僧から仙人へ

日蔵が東寺で東密を学ぶものの再び金峰山で苦行に明け暮れたように密教と道教を行き来するケー…

仙人杉山僧正

天狗との交流で見えない世界を訪れた仙童寅吉、その調査をしたのが平田篤胤でした。 寅吉を通…

イギリスとアルゼンチンが見えない世界を大事にしていたら

外交や交渉など、陰陽論をもとに動くことが有効であることが蘇秦の経験によってまとめられました。 しかし、陰陽の動きがバラバラで、後手後手になってしまったのが、イギリスとアルゼンチンが激突したフォークランド諸島紛争です。 近代の話ですから、武力のぶつかり合いと並行して、サッチャーとガルチエリは互いに外交交渉も行なっていました。 もちろん、イギリス軍としては全速力でフォークランド諸島に着くのが良かったのかもしれません。 しかし、政治側で外交交渉が進んでいたのですから、それが進

日蔵のトランス

生と死の境で日蔵は菅原道真から怨霊について聞きました。 目を覚ました後も不思議なことが起…

暗黒時代の哲学

魏から東晋にかけての時代。 紀元前220年から、420年ほどの600年間は、暗黒政治なんて言われて…

桓武天皇と遷都

あらゆる結界に囲まれた京都の平安京。 それを建設したのが桓武天皇です。 平安京もすごいこ…

交渉と陰陽

蘇秦は交渉のために鬼谷子をまとめます。 情報変化の波を見極めて、積極・消極を使い分ける開…

最後の審判と正義

世界が終わる時、何が起こるのでしょうか。 それが最後の審判です。 世界が終わる日に生きて…

平凡のその先へ

蘇秦は外交交渉の経験を鬼谷子としてまとめる上で、交渉はあらゆる手段を尽くして、相手を知り…

日本を蒙古襲来から守った見えない力

霊仙は国家を守るくらいのことができる密教の奥義太元帥法を習得しました。 これを日本に持ち帰って日本のために使いたいと考え、帰国を決意しました。 しかし、皇帝は本性を現しました。 宮中から持ち出してはいけない秘法を習得した以上、出ていくことは許されません。 皇帝が祈祷僧に抜擢したのは、気に入っていた霊仙をそばに置いておくためだったのです。 嘆いていた霊仙には転機が起こりました。 820年、皇帝が内紛によって暗殺されました。 しかし、新たに朝廷の勢力を握った者は反仏教派だった