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学術

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学と術に関するマガジンです。占術、霊術、霊学、陰陽道など、学や術、あるいは道に関する理論や概論をご紹介しています。
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2023年9月の記事一覧

リヴァイアサン

悪魔の中でもトップクラスの地位にいて、嫉妬を司るリヴァイアサン。 見た目から想像できるよ…

見えない力でいじめに逆襲

奈良時代の学者、政治家として歴史にも名を残す吉備真備。 彼は遣唐使として留学し、陰陽道の…

大国からの説得

蘇秦は元々秦の恵王に作戦を提案したものの、受け入れてもらえませんでした。 その後、張儀が…

霊仙の国を守る奥義

霊仙は、国家的事業としてのサンスクリット語の経典の翻訳を完了することができました。 その…

戦略と天道

かつて、合戦においては占術が用いられました。 兵法においても占術は使われており、戦争に勝…

創造主の皮肉

キリスト教やユダヤ教では、何も無かったところに創造主が7日間であらゆるものを創り出ししま…

蘇秦の弱者への説得術

鬼谷子のいう揣摩は良からぬ企みということではなく、相手の心理を具体的に推測するというものでした。 つまり、対人兵法ということであり、相手を知り、己を知れば勝つという孫子の教えそのものです。 世は戦国時代となり、弱肉強食だったこともあり、140あまりあったはずの国はどんどん減り最終的には秦が統一します。 まだ、戦国時代で七雄の時代には蘇秦は巨大な秦に対抗するために、残りの6ヶ国が手を結ぶ合従の策を進めました。 中規模の国だった斉には、大国の秦とは共存できないと説得しまし

司馬遷の憧れ

司馬遷は各地を訪ねて、思想の地や合戦の地を調べていきました。 開封から東の徐州に移動した…

マルチリンガル僧霊仙

空海や最澄と共に霊仙も唐に渡りました。 霊仙は留学しにきたのだから、とにかく学問を研鑽し…

コンスタンティヌス帝が作った聖書

キリストが多くの奇蹟を起こしたのはご存知のことでしょう。 しかし、不思議には思いませんか…

藤原仲麻呂と見えない世界からの失態

絢爛な聖武天皇の時代が終わり、その後政治を引き継いだのが光明皇后だったわけです。 光明皇…

意味をずらすネガキャン

蘇秦は外交戦略をまとめ、鬼谷子を著したのです。 そこには揣摩ができなくて秦の王を説得でき…

日本の三蔵法師

自らの手の甲を剃刀で切りつけ、その皮を丁寧になめし、そこに太元帥明王像を描き、金銅塔に治…

占い師としての天武天皇

強力な指導力によって大宝律令や各種宗教の掌握、国史の編纂を行った天武天皇です。 彼もまた見えない世界の力をフル活用しました。 日本書紀において彼のことが紹介されていますが、遁甲術に長けていたと書かれています。 そもそも、天皇になる時点でも見えない世界を駆使しました。 大友皇子率いる近江朝廷との壬申の乱においてです。 横川について時、あたりに黒雲が現れて天を覆いました。 大海人皇子(天武天皇)は式盤を使って占いを始めます。 これは天下を二分するという天からのお告げであ