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学術

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学と術に関するマガジンです。占術、霊術、霊学、陰陽道など、学や術、あるいは道に関する理論や概論をご紹介しています。
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2023年8月の記事一覧

同盟と交渉

必死に蘇秦は研究を続けました。 そして太公望の兵法を会得したのです。 そこから独自の遊説…

司馬遷の神話調査

司馬遷は家の仕事を受け継ぐ形で太史令という役目を負いました。 生まれながらに歴史を記述す…

餓鬼を鎮める施餓鬼

臨済宗では、餓鬼のために米と水をお供えします。 これは瞑想している阿難尊者のところに焔口…

ヴィーナスの意志

金星は五芒星をあらわす軌道で地球の周りを回っているため、ヴィーナスの星とされました。 美…

最澄の道

山修行をしてこなかった最澄は密教の奥義を習得できず、弟子を高野山に派遣する形となりました…

推古天皇による見えない世界の躍進

継体天皇は日本の見えない世界におけるインフラ整備に尽力しました。 そして、七世紀になり、…

韓非子と悪意

無実の罪によって悲運の人生を歩んだ韓非子。 しかしながら、その著作55篇というボリュームには驚かされます。 吃音があったために、弁舌が苦手だったために、書く方向に注力し、特化したのが、良かったのかもしれません。 その中で説いたのは変革です。 君主に権力を集中させることを重視しました。 そして、法を重視しました。 明君のいる国ならば法の運営だけしていれば良く、いかに運用するかというやり方が術なのです。 性悪説に基づけば、人間は自らの利益を追い、快楽を求めるわけですから、

自らフィクションを名乗る蘇秦

揣摩憶測、権謀術数、何だかはかりごとの得意な人が使いそうな言葉です。 このようなものを生…

空海と最澄の決別

最澄は、密教を身につけた空海に教えを乞いました。 空海も最澄に対して真言密教の入門灌頂を…

不遇な韓非子

韓非子は法家を代表する思想家です。 姓は韓だったので、それに尊敬の子の字をつけるのかと思…

ウリエルと日本人

炎や雷、太陽や星を管理していたウリエル。 そこへ、サタンはエデンの園へ侵入しようとしてい…

継体天皇が築いた見えない世界のインフラ

513年は継体天皇の時代です。 継体天皇は、百済から五経博士を得ることになりました。 五経と…

戦いの法則

謎に包まれていた孫子ですが、その兵法は隠したくなるほど重要でした。 戦いにも法則性という…

五芒星とヴィーナス

五芒星は魔法陣に使われることが時折あります。 キリスト教では五芒星を悪魔召喚なんて言われたりもしますが、一神教というのは違う神様を全部悪魔にしようしますから、全てが悪魔用というわけでもありません。 たとえば、ポセイドンの三叉の槍は悪魔の槍にされてしまいましたし、老賢女のとんがり帽子は魔女の帽子にされてしまいました。 たとえば、言霊にもそういうのが現れています。 悪魔崇拝をpaganと言いますが、これの語源はラテン語のpaganusですから、単に田舎の人というだけです。