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中小企業診断士はM&A仲介に役に立つのか

こんにちは。ユニコンの照井です。

私は、10年ほど前に中小企業診断士の資格を取りました。
その時からM&A仲介の仕事はしてましたが、何故中小企業診断士を取得したのか。
また、M&A仲介業を行うのに中小企業診断士は役に立つのかということについて記載していきたいと思います。

何故中小企業診断士を取得したのか。

当時から、M&A仲介業務を行っており、多くの中小企業経営者と仕事をしてました。しかしながら、当時まだ30代前半でもあり経験も未熟ではあったので、経営者に対してしっかりとしたアドバイスが出来ているのかという事をずっと考えてました。せっかく多くの経営者と会う仕事をしているので自身が知識を得ることによって、少しでも有意義な提案ができるのではないかということで勉強を始めました。

勉強はしてみると、非常に楽しく、どちらかというと経営の本を読んでいるという感覚に近い感じでした。
今までなんとなく、知っていたことが体系的に理解されることによって勉強の期間においても、自信をもって経営者に提案が出来るようになっていきました。その点では勉強して良かったです。

中小企業診断士は、金融機関などの方がとっているケースが多いです。これは上記のように経営者と日々お会いしていく中でより良い提案をしたい、また少しでも役立ちたいという想いからとっている方が多いのだと思います。

さて中小企業診断士をとって良かった点は以下でも記載してますので参考までに読んでください。

では、M&Aの仕事に中小企業診断士が役立つのかということについて記載していきたいと思います。

これは結論からすると知識面は、直接的には、役に立ちません。もちろん、財務や法務など一定の知識は必要なのでその点では役に立つのかもしれませんが、実務のほうがこの知識は、より深く知らないといけないので、基礎の基礎を診断士で知っているにすぎないということになります。

ではどの面が役にたつかというと、営業面において経営者に対して一定の安心感を与えられるということくらいなのかなとは思ってます。(最初に記載したように若い方などが自信を得て提案するツールとしては良いかもしれません。)また診断士ネットワークなども存在するので積極的にこの活動をしていれば紹介などをもらえるルートの一つにはなるかと思います。

上記のことから、もし、M&A仲介業を転職を考え、だから資格をとってアピールしたいというときに中小企業診断士の資格はほとんど役にたたないと考えたほうがよいかと思います。

ただ、M&A仲介業はものすごい数増えてますので、今後独立を考えたり、少しでも差別化したいという方はまだまだこの業界に中小企業診断士がいないので少しの差別化は出来るかもしれません。

少しネガティブなことを記載しましたが、私は、この資格をとって良かったと思ってます。これは、経営の知識を体系的に学べたことと、経営者とお会いする際に少しでも知識が役にたつことがあるからです。また、子供などに一応国家資格持ってるんだよと自慢もできますし。




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