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M&A 成約期間は短ければよいのか

こんにちは。ユニコンの照井です。

M&Aの成約は早ければよいのか。ということについて考えていきたいと思います。
仲介会社の中には、最短〇日で成約ということをうたっている企業もあります。

個人的には、ここのスピードは、早すぎてもよくないと考えてます。
売主にとっては、早く完了させることが出来るので一見メリットのように感じます。しかし、それだけ早く決まるということは、もしかしたら割安で提案しているかもしれません。また、踏むべき手続きを飛ばしているのかもしれません。そういった意味でも、早ければ良いという問題ではないと思います。

適正な期間というのがあるのだと思います。

最短でも、

買い手を探す期間1から2か月 デューデリジェンス期間1か月 クロージングまでの調整期間1か月 の4か月は必要であると考えてます。

ここに、案件概要書などの準備期間などをいれると、早くても半年くらいはかかると考えるのが一般的ではあります。

先述したようにここの手続きを短縮するということは割安である可能性が高く、また買い手もしっかりと手続きをふまないことからその後のトラブルになる可能性も高くなってきます。

急がなければいけない特別な理由を除き、成約期間を早くするということに重きをもつことはあまりお勧めではありません。

しっかりと手続きを踏んだ上で売却の決断していくことが大切であると考えてます。

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