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本を買う時の選び方


2023/11/10
今日は髪をバッサリ切ってパーマをかけた。
朝からの外出が久々で気分がよく、そのまま近くのショッピングモールの紀伊国屋書店へレッツラゴーをした。

入り口には話題の新作、メディア化された小説のコーナーが大きく作られており入るや否やに目に刺さる。

「キリエの歌」「正欲」
今見たいと思っている映画の原作もそこにはあった。
めちゃくちゃ気になる…。
僕はこれまで原作があるものならば、原作を先に読んでから映画を見るという自分ルールを課してきたけれど、最近はそのルールはガバガバになってきた。
自分なりに良い意味で撤廃されてきた。
でもなんだろうか。メディア化された作品の
「ポスターが採用された表紙」
をどこか遠ざけてしまう自分がいる。

ポスターデザインも好きなのに。

そんなことを考えて、やはり僕はデジタルではない
「手で触れられる単行本」が好きなのだと立ち止まる。

デジタルならおそらく表紙を気にならない。
手で触れて、なぞって、並べて、質感と。
全部含めて魅力を感じる。

さてさて、いやはや。けれどもそのコーナーはスルー。

僕はぐんぐんと自分の背丈より少し低い本棚を進む。
畑の中みたいだなとか思った。

文庫本のコーナーに辿り着いた。

ここまでくるまで、ここについてから改めて
「本屋さんて、本が多すぎる」

初心に帰った。

いや、多すぎる。
これだけの中からみんなどうやって選んでいるんだろうか。

好きな作家から
ランキングから
メディア化されてから
人からのおすすめ
誰かからの贈り物
学生だったら課題図書

どれも僕自身経験してるけれど、初心に帰って一から本を選ぶって難しいなと。

まず目に入るのは表紙の写真。
そしてタイトル。
その次に帯、か。

うーん、どれも信用しているしどれも信頼していない。。。

これまで同世代よりかは本に触れる機会があった。
それまで
なんだこりゃ?と思うもので最高の出会いがあったり
わくわくする!と思うもので最低な別れがあったりした。

惹かれるものは合わなかったり、敬遠してたものに恋したりする。

そんな中でもたとえば、1年前に読んだつまらなかった本が1年後にめちゃおもろになってたりもするのだ。
自分のコンディションにもかなりよる。

こうなってくるともう
「どんな本も面白いしどんな本もつまらない」のかと思えてきた。

自分に合った本に出会うとはよく言ったもので、それはやはり人のようで。
自分の知力も、想像力も、幸福具合も、全部絡まってくるのだろう。

と、毎回なるのだ、本屋に来ると。


そうしていつもの必殺技を繰り出す。
適当な単語を思い浮かべる。この世に存在しない羅列語。
その文字数分本棚の列を進む。
右左は直感的に選ぶ。
目を瞑る。
手を本棚に触れる。
さぁー、と触れながら歩いてここだと思った時に目を開ける。
その時触れていた本。

そうして僕は本を選ぶ。

これぞ運頼みな運命と出会いだろう。

今回お迎えしたのは
石沢麻衣さん「貝に続く場所にて」
宮地尚子さん「傷を愛せるか」

読後感想はまたいつか。

みなさんはどうやって本を選びますか?



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