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初めての撮影、大反省


11/18日。初めての撮影をした。
厳密には「初めての意図を持った撮影」である。
僕は被写体を頼めるような友人もおらず、また見ず知らずの人にいきなり声をかける勇気もなくのため。
これまではなんとなく撮りためてきたものの組み合わせ、で動画を制作してきた。
なんとなく良いものは出来るものの、やっぱり繋がりに矛盾があったりだとか、見た後に
「で、なに?」と感想を浮かべてしまうようなものを作ってきた。

ので。

いよいよという意気込みを持ちながら撮影に臨んだ。

前日に撮影場所の葛西臨海公園に足を運び、撮る時間帯と同じ時間帯を把握してきた。
撮りたい構図、光が差す方向、沈む方向、その位置。

ここにモデルさんを配置して、歩いてもらって…など。
また、撮影したい内容も決まっていた。

中村佳穂さんの忘れっぽい天使からインスピレーションを得た作品。
寺山修司の海水と涙の比較研究からインスピレーションを得た作品。
それに沿った必要なカットをいくつかそろえて、適切な場所を探した。

準備は念入りにしていたつもりだった。

そして当日。
映ってくれることになったのは3年ほど連絡をとっていなかった女の子。快く受けてくれた、ありがたい…。
前日からほんのりの緊張、そして朝起きてからイレギュラーははじまった。

ここから先に
現時点での自分の現状の記録として、
またいつかみたときに笑える話として、
またまたもしも僕のようにこれから初撮影に挑む人の参考のために、
お恥ずかしながら反省を残しておく。

⬛︎天気予報は当てにならない
晴れ予報は嘘みたいに曇りから始まった。曇天も曇天。そしてなにより「強風」すぎた。

下見で作ったイメージが参考にならない。
それもそうで当たり前なのだけど、お恥ずかしながら晴れを呑気に晴れと受け入れていた。
また晴れ以外の別パターンを考えていなかった。←ダメ!

11月の気温に+で強風で重なりとにかくとんでもなく寒い。そんな中ワンピースでの撮影をお願いしたのだから本当に申し訳なかった…

外での撮影の際は日にちをずらせない場合いくつかパターンが必要だなぁ、と反省。

⬛︎機材調整にモタモタ
事前の下見からいざ被写体を置いての撮影になると画角の中身が全然違う。
16mmか30mmか、50mmかなどレンズもまた変わってくる。(これは撮影回数を重ねれば生まれてくる直感的なもの、その精度もあるんだろうな)

またジンバルを持って行っていたので、レンズを変えるたびにバランス調整を行った。←事前に数値で覚えておかなきゃダメ!
先ほどの要因で寒い中度々待たせてしまうのであったかいカイロとか毛布とかあったらよかった…

⬛︎コミュ力大事!
ほぼほぼのことがこれにつきる。
天気が悪かろうと、多少待たせてしまいかろうと、会話がうまければ場が繋がるのだ。
先に述べたけれど、彼女は3年ぶりほどに会う子だった。僕の心持ち次第だろうというほど、会話に間はなかったけれど、なんとなく緊張が伝わってしまっていたかなと反省…。
コミュニケーションてなんだろうと考える。
笑いが尽きないことがコミュニケーションでもないとも思う、その人との居心地のいい空間づくり。
ただのご飯ならばそれはこちらのみが気にかけることではないけれど、
お願いをして、受けてくれた
というその日においては、円滑な展開は僕が作るべきものだった。

⬛︎コミュ力大事2
それもあって、「撮りたいイメージ」の共有が難しかった…!
自分の中にあるコンセプトとテーマをどこまで話すべきなのか。
こと僕が撮る内容においては今回は少し複雑で。
「動画の中の少女の心情」などを話すべきなのか。
映ってくれたのは普通の女の子、演者ではない生き方をしているために。
例えばこういう背景があって…こういう顔をして欲しくて…などと言われても難しいに決まっている。
その中で引き出す、というのが実力なのだろうか、難しい。
こんなぐるぐるの中で撮りたい撮影パターン、カット、シーンのいくつかを妥協してしまったり撮らなかったりしてしまった。

臆病になってしまった、伝え方と伝える範囲にまた、反省。


ざっとこんな感じ。映ってくれて本当にありがとう。
ちゃんとカメラを持って1ヶ月強の現時点。
ここからどこまで変わっていけるかな、進化できるかな。
そんな中それでも生まれた作品群があります。
よかったら見てください…感想もらえたら嬉しいです。

中村佳穂 忘れっぽい天使


寺山修司 海水と涙の比較研究


宇多田ヒカル first love

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