マガジン限定記事「男たちはもう『泣く女』にウンザリしている」

　先月22日——つまり「いい夫婦の日」にペケッターランドに投稿されたあるエッセイ漫画が、大きな波紋を呼んでいた。

　周囲から責め立てられて泣くことができなくなった女性が、「泣くこと」を取り戻すきっかけをつくってくれた男性（夫）との出会いを綴った漫画である。

周りの大人に注意され、泣けなくなった女性　その後のエピソードに目頭が熱くなる

( https://twitter.com/mizutanias/status/1727186022856118479 より引用 )

　心温まるエピソードに多くの共感や賛同が寄せられていたのだが、しかしポジティブなリアクションばかりだったわけではなかったようだ。

「いや結果的に武器になってるんだよ」
「男が同じことをしたら人間として相手にされない」
「無責任に泣いても彼くんが現れる方の性別」

　——など、かなり辛辣な意見が突きつけられていた。ざっと見たところ、もちろん例外はあるが共感的・賛同的な意見は主として女性から寄せられ、ネガティブな見解は男性から寄せられているようだった。

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　私のもとにも「納得ができない」「なんかモヤモヤする」といった声が少なからず寄せられていた。筆者の方には申し訳ないのだが、これに男性から否定的な意見が寄せられているのも無理はないことだと感じる。

　なぜなら