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日米金融政策差意識、ドル円続伸で148.96円まで上昇。


【9/25相場概況】

東京時間、ドル円は早朝に148.22円まで下押しとなるが、5・10日(ゴトー日)の仲値で本邦実需の買い観測から148.48円まで上昇。欧米時間、目新しい材料のない中、FRBによる金融引き締めの長期化懸念・日銀が大規模な金融緩和策維持から、日米金融政策差によるドル買いが先行。米長期金利の上昇などもあり、ドル円は148.96円まで上昇。

【9/26相場観】

目新しい材料がない中、先週の日米中銀による金融政策差から、ドル円は買いが先行。政府・日銀による「円買い介入」を警戒しながらも148.96円と新高値更新。日銀の動きがあるまでは、上値を挑戦するのではないか。一旦の目途は昨年10/21の151.94円となるが、昨年は9/22・10/21・10/24と3回「円買い介入」があったので、大台の変わり目あたりは警戒したい。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。各補助線が右肩上がりとなっており、上昇トレンドに反転の兆しはない。特に転換線と基準線の乖離が拡大していることからもう一段の上昇を予想する。懸念点としては、この緩やか過ぎる上昇が続いた場合、遅行線が26期間前チャートと接近している点である。突発的な下げを切っ掛けに「逆転」となる場合があるので引き続き注視したい。
 
上昇基調継続とみるので、フィボナッチでは上値拡張を計測。直近C波形(137.23円-147.37円-144.43円)からの38.2%(148.30円)を突破したことから、次が61.8%(150.69円)となる。現状の流れだと149円台も通過点となるのではないか。

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20230926執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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