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#1741 イエナプランを取り入れた自由進度学習

今回は岩本歩氏の著書『イエナプラン教育を取り入れた自由進度学習』からの学びを整理していく。

・単元進度表の作り方
➀指導書の単元目標の確認
②指導書の各時間の目標、教科書の問題の確認
③単元のゴール、時間数の目安を記入
④1時間ごとのめあて、進め方を記入
⑤1時間ごとのめあてに合うドリルの内容を確認・記入
⑥振り返り項目を記入

・単元進度表に書く項目
➀ワクワクする単元名 ②単元のゴール ③時間数の目安
④毎時の学習めあて ⑤学習の進め方(やること) ⑥教科書の該当ページ
⑦ドリルの該当ページ ⑧毎時の振り返り

・単元進度表を活用した学習の進め方
➀学びの価値のインストラクション
②全体の流れをルーブリックで共有
③学習(観察とレクチャー)
④成果物の交流・価値の評価
⑤振り返り

・ルーブリックの項目
➀知識・技能:ペーパーテスト
②思考・判断・表現:見方・考え方、パフォーマンス課題
③態度:単元進度表への記入

・振り返りの際に活用する項目
➀学びに向かう力 ②計画する ③協力する ④生み出す
⑤表現する ⑥振り返る ⑦学ぶ責任

・週計画に書く内容
➀日付 ②曜日 ③時間割 ④その週に行う課題の目安 ⑤家庭学習

・週計画をチャックする際のポイント
➀1週間の課題の目安を時間割に組み込めているか
②計画を立てた子どもにとって、課題の量は適切か
③なぜこの計画にしたのか子どもは説明できるか

・学びを支える掲示物・マインドセット → 振り返りをすると効果的
(1)しなやかマインドセット
 ①やればできる ②努力し続ける ③できるためには時間がかかる
 ④言われたことから素直に学ぶ ⑤失敗から学ぶ
 ⑥学ぶプロセスが大切 ⑦人は変われる、変わることを恐れない
(2)学び手
 ①隣の友達にきく ②グループにきく ③立ってきく
 ④先生にきく ⑤教科書やタブレットを使う
(3)丸つけレベル
 ①丸つけしていない ②まちがって丸つけしている
 ③正しく丸つけしている ④まちがいを直している
 ⑤直して、まちがえた理由が分かる ⑥もう一回練習している
(4)学びのバランス
 ①一人でやるし、友達ともやる ②友達だけでやる
 ③一人だけでやる ④何もやらない
(5)かしこいワード
 ①苦手なこと:「教えてもらえる?」「助けてもらえる?」
 ②得意なこと:「だいじょうぶ?」「声をかけてね」「なにかできる?」

・ワークショップ型係活動の例 ※課題が終わった後に進める
➀科学者 ②読書家 ③作家 ④歴史家 ⑤生物学者 ⑥建築家
⑦映画家 ⑧美術家 ⑨スポーツライター ⑩外国語学者

・ブロックアワーのステップ
➀1時間で行う同一教科単元内自由進度学習
②複数時間で行う同一教科単元内自由進度学習
③単元通しで行う同一教科単元内自由進度学習
④複数教科で行う単元内自由進度学習(ブロックアワー)

・学習コーナーの設置例
➀問題づくり ②タブレット ③学習プリント ④教師と学ぶ

・自由進度学習をするときのポイント
➀単元進度表の目標・めあてを読んで確認する
②教科書・ドリルなどの問題を解く
③単元進度表の振り返り項目・チェック欄で自己評価する

・インストラクションで明確に伝えること
➀学ぶ意味や価値
②単元進度表にある学習の目的と内容
③辿り着くべきゴール(ルーブリックも)
④子どもの成長への願い

・教師主体のインストラクション例
➀実物を見せる ②プレゼンする ③体験活動をする

・子ども主体のインストラクション例
➀劇 ②ワークショップ型係活動 ③教科書活用

・教科書活用型インストラクションの流れ
➀教科書の構成要素を見抜く
②構成要素を意味づける(なぜ?を考える)
③構成要素を関連づける

・子ども一人ひとりの見取りの方法(解像度を高める)
➀深さ:原因を掘り下げる→質問する
②広さ:視点をもつ→教材研究
③構造の把握→関係性の把握→図解・分析

・課題の進捗状況を見取る方法
➀名簿にシールを貼る ②黒板で名前カードを貼る ③振り返りを読む

・自由進度学習の学習例
➀作文や意見文にまとめる(ICTも可)
②視点を踏まえた「問い」をもとに探究する
③コース別に学習する
④友達と一緒にプロジェクトを進める
⑤ものづくりをする

・サークル対話の例
➀エナジーチェック(健康状況) ②ペアトーク ③お困りごと相談 ④哲学
⑤絵本の読み聞かせ ⑥小さな道徳(素材と発問) ⑦新聞・時事 ⑧手紙


以上が書籍からの学びである。

ぜひ、今後の自由進度学習導入に生かしていきたい。

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