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#1405 低学年までは概念を学ぶから意欲が高い

幼稚園、小学校の低学年までの幼い子どもは、生活の中で概念を学ぶ。

その典型的なものが、「生活科」という科目である。

低学年までの子どもたちは、「事実的知識」を個別具体的に教えられることが少ない。

体を全体を使いながら、実生活に根ざした「概念的知識」を体験的に理解していく。

そのせいか、低学年までの子どもたちは学習意欲が比較的高いのだ。

しかし、学年が上がるにつれ、「事実的知識」を覚えなければいけないことが分かってくる。

このギャップにより、中学年・高学年になると、学習意欲が極端に低くなるのである。

中学年・高学年では、概念的知識を理解する経験が少なくなってしまうのである。

そこで、中学年・高学年であっても、事実的知識と概念的知識をバランスよく理解していく経験が必要になる。

そうすることで、低学年までのように学習意欲を保つことができるのだ。

ぜひとも、学校教育において、概念的知識の重要性を意識していきたい。

では。

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