眼鏡先生

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・現在、公立小学校の教員 ・妻と長女、二女の四人家族 ・好きなもの:カレーライス、野球 ・専門分野:英語教育

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#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

この記事を書こうと思うきっかけとなったのは、以下の記事である。 これらの記事でも述べた通り、現在「オーセンティックな学習」か「自己学習」か『学び合い』のどれを志…

眼鏡先生
2か月前
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#1742 教室環境の乱れは心の乱れに

完全に持論なのだが、「教室環境の乱れ」と、「その学級の子どもたちの心の乱れ」には相関関係があると思う。 教室環境がきれいに整っている学級では、子どもたちが落ち着…

眼鏡先生
24分前
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#1741 イエナプランを取り入れた自由進度学習

今回は岩本歩氏の著書『イエナプラン教育を取り入れた自由進度学習』からの学びを整理していく。 ・単元進度表の作り方 ➀指導書の単元目標の確認 ②指導書の各時間の目標…

眼鏡先生
17時間前
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#1740 教職におけるファスト&スロー思考~熟達した教師~

人間の思考には「ファスト思考(システム1)」と「スロー思考(システム2)」がある。 ファスト思考は、その場で即興的に思考し、判断を下す際に用いられる。 ファスト思考…

眼鏡先生
1日前
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#1739 なぜ説明しても伝わらないのか?

私は下記の記事でも述べた通り、低学年相手の指導に苦労している。 説明が全然伝わらないのである。 こちらの意図・意思が通じないのである。 そんな悩みを抱えていると…

眼鏡先生
4日前
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#1738 教師に楽しくしてもらう授業

私は過去の記事で「教師の腕に任せる授業」「教師に楽しくしてもらう授業」「教師がエンターテイナーになる授業」を批判してきた。 しかし、今年度受け持つ子どもたちの実…

眼鏡先生
4日前
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#1737 春休みに授業計画を立てるのは早計である

今年度の春休みは意外と余裕があったため、1学期の授業計画をある程度構想することができた。 これで1学期の教材研究の時間を大幅に削ることができると思えた。 しかし…

眼鏡先生
5日前
4

#1736 空を切る日々が続いている

教師人生で初めて2年生の担任をし、一ヶ月が経った。 相変わらず、悪戦苦闘の毎日である。 特に、「やんちゃくん」「ボーっとする子」の対応に追われている。 昨年度は…

眼鏡先生
5日前
11

#1735 一斉指導ができないから自由進度にする?

今、私の中で混沌としている問題がある。 それは「この子供たちには一斉指導が機能しないから自由進度学習を取り入れる」のか、それとも「自由進度学習に慣れさせてしまう…

眼鏡先生
6日前
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#1734 宿題を「やらせる」という愚行

現代の教師は、「宿題」という名の課題を子供たちに課す。 恥ずかしいことに、未だに私もその一人である。 宿題が「できる」子供は、きちんとやってくる。 一方で、宿題…

眼鏡先生
6日前
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#1733 概念型探究の理論と実践

今回は『思考する教室をつくる-概念型探究の実践』という書籍からの学びを整理していく。※海外書籍の邦訳版のため、日本で取り入れられるものだけを示すようにする。 1…

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7日前
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#1732 自己調整学習×自由進度学習

自己調整学習では、「予見-遂行-内省」のプロセスを、学習者である子どもが踏むことになる。 「今日学習すべきこと」を予見段階で見通す。 「自分に合った学び方」で遂行…

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10日前
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#1731 野球型とサッカー型の話し方

話し方には「野球型」と「サッカー型」があるように思う。 野球型は「発表型」と言うこともできる。 バッターが打席に立つように、話し手が舞台に立ち、一方的に話をする…

眼鏡先生
11日前
9

#1730 「つまらない」を封じ込めるのではない

子どもはよく「つまらない」「やりたくない」というネガティブ発言を連発する。 それを教師はよく思わないので、かならずそのネガティブ発言を封じ込めようとする。 「ネ…

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11日前
13

#1729 学級会にファシリテーション技術を援用する

学級活動(1)における「学級会」の授業では、ファシリテーション技術を援用することができる。 ここで言うファシリテーション技術とは、以下の6つを指す。 ①インストラ…

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11日前
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#1728 「活動あって学びなし」にならないためには?

現在、総合的な学習の時間を中心とした「探究的な学び」に再度注目が集まっている。 しかし、ややもすると、このような探究的な学びは、「活動あって学びなし」と揶揄され…

眼鏡先生
12日前
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#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

#1633 魚釣りをして、みんなでとった魚を味わう

この記事を書こうと思うきっかけとなったのは、以下の記事である。

これらの記事でも述べた通り、現在「オーセンティックな学習」か「自己学習」か『学び合い』のどれを志向していけばよいのか迷走しているからである。

特に、「個別最適な学び」の系譜である「自己学習」と、「協働的な学び」の系譜である「オーセンティックな学習」のどちらを重視すればよいのか迷っている。

「自己学習」の重要性も、「オーセンティッ

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#1742 教室環境の乱れは心の乱れに

#1742 教室環境の乱れは心の乱れに

完全に持論なのだが、「教室環境の乱れ」と、「その学級の子どもたちの心の乱れ」には相関関係があると思う。

教室環境がきれいに整っている学級では、子どもたちが落ち着いて生活できる。

逆に、教室環境が荒れ、乱れている学級では、子どもたちの心も荒れ、乱れているように思う。

なので私は、毎日の放課後に、自教室をきれいに整えるようにしている。

以下のような具合だ。

・黒板をきれいにする。
・子どもた

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#1741 イエナプランを取り入れた自由進度学習

#1741 イエナプランを取り入れた自由進度学習

今回は岩本歩氏の著書『イエナプラン教育を取り入れた自由進度学習』からの学びを整理していく。

・単元進度表の作り方
➀指導書の単元目標の確認
②指導書の各時間の目標、教科書の問題の確認
③単元のゴール、時間数の目安を記入
④1時間ごとのめあて、進め方を記入
⑤1時間ごとのめあてに合うドリルの内容を確認・記入
⑥振り返り項目を記入

・単元進度表に書く項目
➀ワクワクする単元名 ②単元のゴール ③時

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#1740 教職におけるファスト&スロー思考~熟達した教師~

#1740 教職におけるファスト&スロー思考~熟達した教師~

人間の思考には「ファスト思考(システム1)」と「スロー思考(システム2)」がある。

ファスト思考は、その場で即興的に思考し、判断を下す際に用いられる。

ファスト思考は「話し言葉」に影響を及ぼす。

また、特に「即興的な対話のやり取り」の際に用いられる。

教師という職業で言えば、「授業中」における思考がこれに当たる。

初任者教師は、このファスト思考が鍛え上げられていないため、その場その場で繰

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#1739 なぜ説明しても伝わらないのか?

#1739 なぜ説明しても伝わらないのか?

私は下記の記事でも述べた通り、低学年相手の指導に苦労している。

説明が全然伝わらないのである。

こちらの意図・意思が通じないのである。

そんな悩みを抱えていると、ある1つの書籍に出会った。

今井むつみ氏の『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?」という書籍である。

この書籍を読み、自分が書いた記事がある程度、的を得ていることを確信できた。

今回は、この書籍からの学びをまとめてい

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#1738 教師に楽しくしてもらう授業

#1738 教師に楽しくしてもらう授業

私は過去の記事で「教師の腕に任せる授業」「教師に楽しくしてもらう授業」「教師がエンターテイナーになる授業」を批判してきた。

しかし、今年度受け持つ子どもたちの実態を見て、学びのコントロール権を受け渡すことは非常にレベルが高いことを痛感した。

そもそも「教師の話」「友達の話」を聞くことができないのである。

「学びの素地」ができあがっていないのである。

そのため、このような低学年相手には、「教

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#1737 春休みに授業計画を立てるのは早計である

#1737 春休みに授業計画を立てるのは早計である

今年度の春休みは意外と余裕があったため、1学期の授業計画をある程度構想することができた。

これで1学期の教材研究の時間を大幅に削ることができると思えた。

しかし、これは早計であると気付いた。

春休みはまだ、担任する子どもたちの実態が分かっていない状態である。

そんな状態で授業計画を立てても、それがうまく機能するはずがない。

授業計画というものは、「教材」と「指導法」だけではなく、「子ども

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#1736 空を切る日々が続いている

#1736 空を切る日々が続いている

教師人生で初めて2年生の担任をし、一ヶ月が経った。

相変わらず、悪戦苦闘の毎日である。

特に、「やんちゃくん」「ボーっとする子」の対応に追われている。

昨年度は中学年の担任だったので、ある程度こちらの話を聞かせ、「真の喰った実践」をいくつか行うことができた。

しかし「やんちゃくん」「ボーっとする子」に対しては、そううまくはいかない。

話を聞かなくてもしっかりできる子供ほど、よく話を聞いて

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#1735 一斉指導ができないから自由進度にする?

#1735 一斉指導ができないから自由進度にする?

今、私の中で混沌としている問題がある。

それは「この子供たちには一斉指導が機能しないから自由進度学習を取り入れる」のか、それとも「自由進度学習に慣れさせてしまうから、この子供たちに一斉指導が機能しなくなるのか」という問題である。

現状のクラスの子供たちの様子を見ると、明らかに「一斉指導が入らない状態」である。

そこで「自由進度学習」を取り入れ、個に応じた指導を展開していきたいと思っている。

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#1734 宿題を「やらせる」という愚行

#1734 宿題を「やらせる」という愚行

現代の教師は、「宿題」という名の課題を子供たちに課す。

恥ずかしいことに、未だに私もその一人である。

宿題が「できる」子供は、きちんとやってくる。

一方で、宿題が「できない」子供は、「忘れました」と言い訳を言い、やってこない。

これを教師は見逃さず、「休み時間にしなさい」とその子供を叱りつける。

子供は完全に「受け身状態」となっている。

そして、教師に「やりなさい」と言われた子供は、休

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#1733 概念型探究の理論と実践

#1733 概念型探究の理論と実践

今回は『思考する教室をつくる-概念型探究の実践』という書籍からの学びを整理していく。※海外書籍の邦訳版のため、日本で取り入れられるものだけを示すようにする。

1 概念型探究とは何か?

・探究型学習×概念型学習=概念型探究

・探究型学習のスケール
➀構造化された探究:内容・方法を教師がコントロール
②導かれた探究:内容は教師がコントロール、方法は子どもが選択
③オープンな探究:内容・方法を子ど

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#1732 自己調整学習×自由進度学習

#1732 自己調整学習×自由進度学習

自己調整学習では、「予見-遂行-内省」のプロセスを、学習者である子どもが踏むことになる。

「今日学習すべきこと」を予見段階で見通す。

「自分に合った学び方」で遂行段階で学ぶ。

「自分の学びはどうだったか」を内省段階で振り返る。

これにより、「個別最適な学び」に近づくことができる。

しかし、この「自己調整学習」の理論を活用するだけでは物足りない。

授業が依然として、
「本時の学習内容を教

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#1731 野球型とサッカー型の話し方

#1731 野球型とサッカー型の話し方

話し方には「野球型」と「サッカー型」があるように思う。

野球型は「発表型」と言うこともできる。

バッターが打席に立つように、話し手が舞台に立ち、一方的に話をすることになる。

そして、聞き手の反応や応答を、野手が守るように「受ける」ことになる。

教師という職業には、子どもたちの前に立ち、一方的に話をし、子どもの反応に応じると言う側面がある。

まさに「野球型」と言える。

一方で、サッカー型

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#1730 「つまらない」を封じ込めるのではない

#1730 「つまらない」を封じ込めるのではない

子どもはよく「つまらない」「やりたくない」というネガティブ発言を連発する。

それを教師はよく思わないので、かならずそのネガティブ発言を封じ込めようとする。

「ネガティブ発言はやめましょう」
「つまらないなんて言いません」
「そんなことを言っても仕方ありません」

こんな指導をして、子どもの「つまらない」を封印しようとする。

そして、子どもはそのモヤモヤを内に押し込むようになり、それが歪んだ形

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#1729 学級会にファシリテーション技術を援用する

#1729 学級会にファシリテーション技術を援用する

学級活動(1)における「学級会」の授業では、ファシリテーション技術を援用することができる。

ここで言うファシリテーション技術とは、以下の6つを指す。

①インストラクション:説明
②クエスチョン:質問
③アセスメント:分析・翻訳
④フォーメーション:隊形
⑤グラフィック&ソニフィケーション:可視化・可聴化
⑥プログラムデザイン:設計

以下、それぞれの技術をどう援用していくか、その具体例を示して

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#1728 「活動あって学びなし」にならないためには?

#1728 「活動あって学びなし」にならないためには?

現在、総合的な学習の時間を中心とした「探究的な学び」に再度注目が集まっている。

しかし、ややもすると、このような探究的な学びは、「活動あって学びなし」と揶揄されることが多い。

それは、見栄えのよい活動だけを行い、子どもたちに何の資質・能力も身に付いていないからである。

これを脱却し、子どもたちに「探究」のプロセスを経験させ、かつ確実に資質・能力も身に付けさせることが重要となる。

例えば、「

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