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屋久島のおすすめ季節と、6月の空

『屋久島でおすすめの季節はいつですか?』
という質問を時々聞くことがある。

住み始めて約2年になる私の答えは、
「6月以外ですかね。湿気が強いのと、雨風で飛行機や船が止まったりしやすいですし、梅雨の時期の20時頃に来る流し虫っていう羽のついた白アリの一種が大量にやってくるので、20時前から部屋の電気を消しておかないと家の中に入ってきて大変なことになります。」といったことを大抵話している。

上記のような答え方をする人は私だけではないと思う。長く住んでいる人から「梅雨の屋久島は、最悪だよ。最悪だと思っていれば後は上がるだけだから。」と聞いたこともあるし、6月は観光客が減ることもあり店を閉める飲食店が複数ある。流し虫の大群は凄まじい量だったりするし、旅に出て一時的に島を離れる人もちらほら。

とはいえ、全く晴れないわけではないし屋久島の雨の後は虹が出やすい。ので、そんな晴れた時の写真を載せてみる。

結局のところ、梅雨の時は日本全国が湿気っぽくなるし(おそらく北海道以外は)そう考えると屋久島だけの話じゃない。ただ、梅雨以外でも島の天気は変わりやすいので結局は運次第ということになるかも。フェリーや飛行機が荒天で島に着かなければそもそも旅が始まらないし、晴天率の高さを狙うのならば梅雨以外になると思う。

私的に好きな季節は9月から11月が、観光シーズンが段々落ち着いていきながらもまだ海で泳げたりしておすすめ。ウエットなしで泳げるのは11月迄だろうか。(12月でも泳いでる人はいるし、人による) 冬の屋久島はそこそこ寒くて薪ストーブをたいている人もいるけれど、本土ほどは寒くなくて静か、南部は冬の間は特に虹が出やすくなるところも好き。

3月下旬から5月上旬の自然界が芽吹いていく季節も瑞々しくて美しい。5月以降は標高が低いところでは山ビルが出るので、登山する際は注意となる。ヤクスギランドなどは標高があるので大丈夫だけれど、蛇ノ口の滝あたりになると日によっては見渡す限りの山ビル…とすごいことになるらしい。

↑先日、大雨の後に行った水量が増した大川の滝。梅雨時は滝や水の力を感じる時でもある。移住を考えている人も一度屋久島の梅雨を体験してみるのはいいかもしれない。流し虫を含め、様々なリアルが待っているかも。

紫陽花と月桃が満開の季節

毎年、6月の夏至の頃は心情的なものやエネルギー的な変化を感じることが多い。今年は余裕かも、なんて感じていたのだけど18日の新月頃からうねりのあるエネルギーを感じてちょっとびっくりだった。今はだいぶ落ち着いている。

今年ももう半分かぁなんて毎年感じながらだけれど、屋久島の空のように刻々とした移り変わりを味わいながら、できれば余白とともに生きていきたい。写真に撮る写真は青空や虹が多いけれど、曇りや霞んだ色の美しさも感じていきたいな。

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