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個人攻撃が好きな日本人?

OSO18が駆除されたことについて
自治体(おそらく道や釧路町)に
多くの抗議が寄せられているそうです。

それだけでなく、
駆除したハンター個人に対しても
多くの誹謗中傷がなされているそうです。

道や自治体に抗議をするのは
全然問題ないと思います。
(ただそれは「かわいそう」という
感情論だけであっては
意味がないと思いますが。)

しかし、駆除したハンターを
個人攻撃するのは絶対に良くありません。

ハンターは釧路町の職員だったようですが、
地域的に農家や酪農家が多く、
作物を荒らす鹿や
人里に出てきて
(人から見て)問題行動を起こす熊などを
駆除する任務を与えられていたと思われます。

彼はその任務に従って
OSO18を駆除しただけで
誹謗中傷されるいわれなどないのです。

この方は誹謗中傷がひどいので
取材対応することもできないそうです。

OSO18の件は、
今後道民がヒグマとどう対峙していくか
検討していくにあたって
非常に参考になる事例のはずです。

にもかかわらず、
いわれのない誹謗中傷のために
この方から話を聞くことができないなんて
かえって利益を損なう結果になっていると
思います。

ヒグマと人の関係をどうすべきかは
とても難しい問題です。

元々は人間が
ヒグマの生息する地域を脅かしていった
というところから問題を発していますが、
ヒグマと鹿の食料が被っていて(ブナの実)、
先に鹿が食い尽くしてしまうので
ヒグマの食べ物がなくなり人里に出てくる
という側面もあるようです。

ヒグマの管理には
鹿の駆除の問題も絡んでくるのです。

そういう背景を抜きにして、
駆除したハンター個人を攻撃することに
何の意味があるのでしょうか。

日本人て何か感情に刺激されるところがあると
気に食わない個人を叩きのめすのが好きだな
と思います。
(日本人だけじゃないのかもしれませんが)

芸能人のスキャンダルや事件でも
全く同じです。

そもそも自分の生活と関係ない個人を
叩きのめすという行為をする人が、
私は信じられないし、
全く尊敬できません。

こういう人たちこそ、
まとめてよその星に送られて
いなくなればいいのにと思います。
(送られた星も迷惑かもしれませんが。)

なお、ヒグマの件に関しては、
私は例えばブナの木を植林したり、
あるいはヒグマの生息地に
定期的に食料を置くようにして
人里に出てこないようにする工夫ができないかと
思っています。

とあるハンターが
登別クマ牧場みたいな施設を
もっと作れないかと言っていたようですが、
さすがに現実的ではないのかもしれないと
思います。

そうであれば、
個体をしっかり管理して、
雑草を刈ったり電気柵を作ったりする
物理的作戦の他、
食料を与えるという作戦は
どうなのかなと思ったのです。

知識のない素人の浅知恵かもしれません。
でも、考えないよりはましなはずです。
少なくとも、いわれのない個人攻撃をするよりも
全然意味があるのではないかと思っています。

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