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寺子屋の取り組み紹介 ⑤

寺子屋では、今でも「月謝袋」を使っています。いろいろと悩むところもあるのですが、月謝袋で学んでほしいこともあるのです。

そのやり取りで学ぶこともあると思うのです。

お父さん、お母さんが一生懸命働いて得たお金を大切に扱うことー

「お願いします。」と言いながら渡されると、「ありがとうございます。」と応えて受け取ります。

お釣りなどが必要なとき、少し遅れてしまったとき、きちんと伝えることー

月謝を手渡しながら・・・「足らなかったから、おつりがほしいそうです。」

と、言い出した小学生に

「足らなかったのに、おつりまでもらう気?」なんて笑いながら・・・「細かいお金が足らなかったので、おつりがいるということですね?」と確かめたり、

「遅くなったそうです。」と言い出した中学生に

「伝聞なのね。」なんて言いながら、「『遅くなってすみません。』ってお母さんは言ってほしかったのだと思うよ。」と伝えたり、

子どもの言うこと、することを、1つ1つ楽しんで、伝えるべきことを伝える機会になっています。

そして、お知らせ、お手紙やチラシなどで親御さんたちへのメッセージを送る機会でもあり、ときどき、メモなどを入れてくださる親御さんとやりとりも楽しむチャンスでもあります。

子どもたちが現金を持ち歩く危険や、コロナ禍にも「現金」を使うことなど、ずっと悩み続けていますが、地域活性化の商品券なども使ってもらえるように工夫したり、子どもたちに注意を促したりしながら、利点も多くあるので、まだ、もうしばらく、月謝袋にこだわっていたいと思っています。

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>