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卒業生インタビュー(堀内さん)

1年間お疲れ様でした。1年間を終えてみた感想を、ひと言お願いします。

堀内さん:
春が来たな~って思います。
去年見た春は、桜が咲いていたなぁって。あと、さっき先生が来年度の生徒の為に収穫した大根を見て、山中さんのところの畑で大根を抜くところから、1年間の授業が始まったのを思い出しましたね。

桜満開時に上から見た校舎

島食の寺子屋に入塾した理由を改めて教えてください。

堀内さん:
来島見学に来た時に楽しそうって思ったからです!

この一年で自分自身で変わったことはありますか?

堀内さん:
少しでも丁寧にしようという意識に気付きました。食材ひとつひとつを切るにしても、人と一緒に作業をする時も、丁寧に作業をしようという意識ができるようになったところかなと思います。

得意なことは、ひとつのことに集中して、何時間も作業するのが苦じゃないから得意なのかなと。不得意なのは要領の良さ。それは先生からこうしたら良くなるって言われて気付くこともあるけど、他のみんなを見てもう少し要領よくならないとなって思うことです。

島で暮らしてみて見つけた意外な発見は?

堀内:そもそも大根にも季節があるって知らなくて。春に食べる大根と冬に食べる大根って、こんなに食感だったり、そもそも甘みも違うっていうのは知らなかった。そこの発見はけっこうびっくりしました。

桂剥き用に大量の大根

あとは、本土に帰ったときに、全体的に味が濃いなって思うようになったり。
出汁にこんなに触れることがなかったので、素材そのものの味を美味しいって思えたから、家で家族とか友達にお弁当を作ったときも、できれば素材の味を味わってほしいなと思って作ったりしました。

もうひとつは蓬です。来て初めて蓬をとって食べたときに、そういうことをしてこなかったんですけど、蓬ってこんなに身近にあるんだっていうのは衝撃でした。

野にあるものを摘む

最後に。これから島食の寺子屋に入塾してくる方々にひと言。

自分の感性の赴くままに、触れてみたいと思った食材であったり、やってみたいと思ったことはどんどん我慢せずにやってみたら、色んな発見がある。生産者の方が身近にいるっていうのは、なかなかない環境なので、話したいと思った人に話していってみたらいいと思います!

ありがとうございました!

(収録:2024年3月14日 島食の寺子屋校舎前)