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離島で和食を学ぶ「島食の寺子屋」2023年度

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離島で和食を学ぶ「島食の寺子屋」1年間コースの生徒たちによる日記。季節ごとに感じたことや、日々の料理の振り返りなど、食にまつわる記事をお届けします。
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記事一覧

光陰矢の如し

11月になり朝晩がかなり冷え込む。私の体感として、夏が終わってから急に秋が来てそのまま冬に…

たべざかり

最近食べ盛りである。 特に10月、11月はよく食べた。 ホルモンバランスのせいやら、秋は昼と夜…

今日は何をつくろう

朝ごはんの調達に、畑へ向かった。どんよりした空を横目に、冬野菜を間引いていく。ついこの間…

果て無き道の先へ

料理とは、ずっと未完成なものなのだろう、と思い至った最近の日々であった。 1年の期日の中…

3つの記憶

noteを書かなきゃいけないとなってから 何を書けばいいか迷っていたら1週間が経ってしまった。…

学びは増えても、未熟な自分

11月下旬に入り、残り4か月ないことにびっくりした。 派手に包丁で切った傷は、完全にふさ…

生命を感じる体験

最近、寺子屋で行った授業の中で二つ印象に残っている物がある。 一つは牛のせり。もう一つは鳥を捌いたことだ。 牛のせりは西之島で行われた。 せりの会場に着くと、牛の鳴き声が聞こえてきて、なんとなく寂しそうに泣いているような気がした。 牛の販売価格は思っていたよりも安かったことに驚いた。 生命に値段がつけられることに違和感を覚えたが、それを今まで私はなにも考えることなく食べてきた。一つ一つの命に感謝しながら食べる必要があると実感した。 そしてもう一つの印象深い体験は、鴨と

最近考えること

春、寺子屋に来て生まれて初めて魚を捌いた。人間と同じ赤い血液が流れていること、胃や腸や肝…

脈々

10月があっという間に過ぎ、11月も半ばに差し掛かってきている。 もっと遡れば、9月なんてもの…

本土に帰って

先日、京都研修も兼ねて1週間お休みがあった。 島を出発する前日はお祭りに参加し、汗だくにな…

日本人たるもの

すっかり秋の空気を感じる今日このごろ、夏真っ盛りに行われた京都研修がようやく自分の中で咀…

目標と目的

好きな場所で好きなものを作って、それを気に入ってもらえることが良いのだと思っていた。 『…

寺子屋ファーム自給率

ここ最近、寺子屋で新しいことをしたいなと、考えている。 面白いことに、新しいことをしよう…

寺子屋の前半を終えて

夏休みは、本土に戻った 久しぶりに、明るい夜を散歩をした 通り道に、李(すもも)らしき実を見つけて、緑色だったけど取って食べてみた 見た目はえぐみが強そうなのに、柔らかくて甘かった 自然になっているものを取って、何かわからないけど、とりあえず食べてみる 美味しいかどうかは、とりあえず食べてみる もしかしたら何かに使えるかなとかそんな気持ちでかじってみる そんな風に、”自分の感覚”を使う ここへ来て、こういう力が身についてきたのかなと思うとうれしかった