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離島で和食を学ぶ「島食の寺子屋 」2022年度

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離島で和食を学ぶ「島食の寺子屋」1年間コースの生徒たちによる日記。季節ごとに感じたことや、日々の料理の振り返りなど、食にまつわる記事をお届けします。
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記事一覧

ひかりさす

一週間後にせまっていた崎フェスと、まるどや卒業制作にまつわるあれこれ。やるべきことがたく…

ふるさとの味

久しぶりに寺子屋に登校すると、校舎の前の畑で春菊が芽を出していた。寒さでどうせ間に合わな…

蒼い夜

卒業間近ということでか、とても慌ただしい。2022年度1年間コースの寺子屋生活は遅かれ早かれ…

正しい五感の使い方

大寒をひかえた1月の半ば、雪深い札幌から島に戻ると、梅の花が咲いていた。 数日後にはふき…

露天風呂

年末年始休暇を終え、島に戻ってきて数日が経つ。島暮らし9年目の自分にとっては、日常の景色…

職人の営みは素敵

陶芸の窯元へ見学に伺う。4月から包丁や食材に触り続け、初めての体験だらけの一年だったが、…

島食のからだ

カワハギ鍋。 はまちの梅煮と、角煮。 残った梅煮の煮汁に調味料を足してスズキのあら炊き。 アジフライにかば焼き。さばのみりん干し。 11月のとある一週間で、シェアハウスの食卓にならんだ魚料理たち。 大敷がまた動きはじめて、ご無沙汰だった数か月を取り戻すように魚ばかり食べている。 思い返せば何を食べて生きていたのか不思議なくらい、冷蔵庫にも冷凍庫にも魚がない時期や、家に野菜がたまねぎといも類しかない時期もあった。だし巻きの練習がつづけば、心配になるくらいたまごを

冬を起こす

今年は島の中で稲刈りがゆっくりと進んだ気がする。例年であれば、稲穂たっぷりの風景が一面に…

味覚の秋は手間の秋

収穫の秋。味覚の秋。美味しいものが多く並ぶ秋という季節が海士町でも深まりつつある。直売所…

だし巻き奮闘記、きいろの日々

たまごを溶いて、出汁と薄口しょうゆを混ぜあわせる。 よく油をならした巻き鍋を火にかけて卵…

京都研修から帰ってきて

京都研修では、嵐山にある「京料理 とりよね」さんで会席料理を頂き、 鶏がとにかく美味しい…

島の暮らしに身を委ねる

原付とともに本土に上陸し久しぶりに国道を走ると、片側二車線の道路に出る。海士町でのコンパ…

中指物語

京都研修を後半にふくめた、寺子屋の夏休み二日目。 先月手術した指の抜糸をしに来ている松江…

上野の課外授業

先日、島で毎月行われる催し物まるどマーケットに冷や汁を提供しました。地域の漁港で未利用魚として捨てられてしまう小アジを使って作った宮崎県の郷土料理、玄米と白米のブレンドおにぎりと一緒に食べます。初めての出店だったがたくさんの方に食べて頂き無事完売することができた。その事について書く前に文頭ですがご協力いただいた方々へ簡単ですが感謝の気持ちを書かせてください。 これは島食の寺子屋としてではなく個人的な出店でしたが、メンバーを含め寺子屋の先生、崎カフェ様、崎青年団様、崎小学校管