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【あぽろの本解説】上達の法則 効率のよい努力を科学する

どうも!あぽろです!!
今回は【上達の法則 効率のよい努力を科学する】を自分なりにまとめてみました!

本のテーマ:全ての分野に共通する上達の基礎がある

それぞれ下記で紹介しています。

上達のステップ

  1. はじめる:まずはとりあえずやってみる

  2. 入門書を読む:尊敬する人が読んでいる本を読もう

  3. ワクワクする瞬間を感じる:脳の処理が無意味から有意味と変化

  4. 頻度を決める:練習時間と頻度を決める

  5. 場所を決める:練習場所を探して決める

  6. 自分の得意を見つける:そこにヒントがある

  7. プロセスの大切さを学ぶ:得意になったプロセスを考えて他に活かす

上達とは

  • 記憶力:新しい&変化に対応するには記憶力が必要

    • 知識のタイプ:どちらが重要ではなくバランスと臨機応変が大事

      • 宣言型知識:「円周率は3.14」など言語化出来る能力

      • 手続き型知識:「ゴルフのスイング」、「料理の味」など言語化出来ない能力

    • メモリのタイプ

      • アイコニックメモリ:数百ミリ秒だけ覚えている記憶、すぐに揮発する

      • ワーキングメモリ:数秒だけ記憶できる、電話番号など7個ぐらいが通常限界

      • 長期記憶:いわゆる記憶。長期間覚えている誕生日や九九。
        研究で長期記憶にインプットする際、長記憶を使う際のアウトプット両方でワーキングメモリを通過することが分かっている

  • 上達した状態とは

    • 技術に必要な宣言型知識と手続き型知識が豊富に長期記憶に蓄えられている

    • 必要な知識が、必要に応じて長期きおくから検索出来る

    • 検索できた長期記憶が、ワーキングメモリで有効に良いられること

  • 効率良く上達するためには

    • Upload : 宣言型と手続き型に保存の効率を上げる

    • Search : 長期記憶の検索の効率を上げる

    • Buffer:ワーキングメモリの容量を増やし複数のことを同時行う

  • 効率良く記憶するためには

    • チャンク(ワーキングメモリの容量)の効率化

      • 人間は数字7個程度が限界→意味や効率化でする

      • 上級者ほど1チャンクの範囲が大きいことが分かっている

        • 将棋:譜面丸暗記覚えられないが、型を知っていたら覚えやすい

        • 音楽:全メロディーは覚えられないが、パターン化していたら覚えられる

        • 数字:4つを覚えると4チャンクだが、「○○の誕生日」と認識したら1チャンクで済む

    • コード化:言語化&分類

      • 動きなどを言語化し、検層しやすいように分類する

    • スキーマ:枠組み

      • 行動の時にパターンが出来ている

        • 一旦やり方を覚えればどんな駐車場も入れられる

        • 荷物を見た時に重さを想像できる

        • テニスや卓球で相手が打つ方向が事前に分かる

上達者の特徴

  • 退屈しない:上達者は大量の情報を得ている

  • 披露しない:効率化されており常人より疲れない

  • 本気である:長期記憶を保存できる人は本気を出している人

  • 価値観をもっている:勝利や上達に高い価値観を置いている

  • 移調作業ができる:水墨画を西洋画や西洋画に、将棋を野球に応用できる

  • 復元作業ができる:試合を振り返って反省できる

  • 言語化&比喩表現ができる:実に的を得た発言が出来る

  • 未来予知ができる:将棋で先が読める、ボクシングで次の相手の動きが見える

  • 幅広い知識を持っている:将棋棋士がチェスや中国将棋の方を知っている。音楽家は楽器の歴史まで知っている

  • 一見無関係のこともやる:別の知識を活かすことが出来る

  • 他者の技術を見る:他人を見て早く正しい評価が出来る、普段の態度からも分かる

上達の方法論

  • 鳥瞰的認知を高める:上達者は大量の情報を所有&整理している

    • 得意なことにこだわる:最初に全部把握するのではなく、まず得意分野を一点集中してやってみる。それで別の分野と切り替えて増やしていく

    • ノートをとる:下記の上達の手順を取れる

      • 言語化:言葉に変換することでワーキングメモリおよびコード化出来る

      • 復習:復元作業が出来る、そこから新たな気づきを得られる

    • 概念書:言語化された知識を得る

  • 理論的思考を身につける

    • 理論書を読む:理論を学び、違いに気が付く

  • 精密に学ぶ

    • ひとつを極める

      • 一曲を極める

      • 望遠レンズを極める

    • 対象を変えて極める

      • 棋士だがチェスをやってみる

      • 人物撮影から風景撮影をしてみる

    • 模倣や暗唱をしてみる

      • 英語のスピーチを覚える

      • 名作小説を書き写す

      • 達人の写真をマネする

  • イメージ力を高める

    • 暗記&ブラインドネス

      • 目隠しして将棋をする

      • 楽譜をみずに楽器を弾く

      • 何もないときにイメージトレーニングをする

    • 他者をみて感情移入する

      • 他人のプレーをみて自分がやっている前提で考える

    • 良い作品を見る

      • 良い作品だけみていると良い作品or悪い作品がなんとなく分かる

      • 撮影は時間短い時に構図を決める、良い作品のみのコードがあれば悪い構図を最初から考えないので短時間で決められる

    • 達人の技に学ぶ

      • 達人のレッスンや個展にいき、雰囲気を感じる。

      • 普段の行動や会話や表情も観察する

      • 達人がミスをしたときに達人のコードが分かる

    • 知識とコードの範囲を広げる

      • 自分とは違う強みを持った他人を勉強する

      • 類似のスクールに参加する(クラリネットならフルートだったら)

スランプ

上達の途中で必ず訪れるスランプ、種類と克服方法

  • 心理的・肉体的疲労:疲れた状態

    • 肉体的疲労

      • 原因:心理的と思っても大体は肉体的疲労が多い

      • 対策:パッシブ・レスト(何もしない休憩)

    • 対策

      • 原因:本当に心理的に疲れた状態

      • 対策:アクティブ・レスト(別の何かに集中してみる)

  • プラトー(停滞期):上達には必ず停滞期がある

    • 知識の整理:最初のころに「なんとなく」で理解していたことを、改めて知識を1つ1つ確認する

    • 技能の安定化:基礎の動きを1つ1つ安定させる

    • コードの連合:複数の動きを1つにまとめる

    • チャンク容量の増大

      • 複数の動きを1つにまとめる

      • 流れをつかむ

        • 大きく区切るが全体の流れはしっかり掴む(起承転結)

      • 意味を考える

        • 数字の3412を覚えるのは4チャンクだが、九九を覚えたら1チャンクですむ。

        • 音符を一つ一つ覚える→メロディで覚える

        • 将棋の局面を覚える→○○型をベースに考える

        • 英単語を覚える

          • Exは広がるイメージ

          • Closeは「物と物が近づくイメージ」→「閉まっている」と「近づく」と複数の意味がある

    • コードシステムの高度化:あらゆる知識を他に応用する

  • スキーマと技能のギャップ:理想と自分の技術のギャップ

    • スキーマに技術に合わせる:部分的なトレーニングをする

    • 技術にスキーマに合わせる:一旦進捗をあきらめて現状維持の基礎練習

  • 評価スキーマと技能のギャップ:上級者と比べて自分のギャップ

    • 評価と自分を分割:鑑賞の評価のスキーマと自分の技能のスキーマを別ける

    • 自分の成長を放棄:野球のコーチなどが良く観察眼は残している

上級者の特訓方法

本に書かれていた上達の方法の10のステップ

  1. 反復練習をする
    最初の頃にやっていた基礎練習をある程度上達してやるのも大事。スキーマとコードの向上になる

  2. 評論を読む
    基本は評論を書く人はその分野に詳しい人なので、その人の評論を読むことで上級者の思考が分かる。論者の気持ちになりきって読む。また自分の評価と他人の評価が違う場合は両方が正しいと知識がつく。

  3. 感情移入をする
    上級者のプレーをその人になりきった気持ちで見る。作品を作っている気持ちでいる。上級者の葛藤も学ぶことで自分のスランプの事前練習になる。

  4. 大量の暗記暗唱をする
    初心者なら将来に役に立つ知識が得られる。中級者でスキーマとコードが出来ているとある程度簡単にできる。また上級者の思考も追随出来る。

  5. マラソン的な鍛錬をする
    イベントに参加や企画をして体力を付ける目的で長期&徹底的な期間を作る。ただ初心者の頃にやると間違えたフォームや知識が身に着くのである程度の技術が身についてから

  6. 少し高い買い物をする
    上級者は道具は選ばないが、上達には道具が左右される。モチベーションが上がる。

  7. 独自の訓練方法を考える
    人に教わった方法を元にしながら自分で更に改善する努力をする。

  8. 特殊な訓練法を着想するプロセス
    特殊な訓練を考えるためには「部分的な強化」、「部分的な限界の確認」などがある。

  9. 独自な訓練から基礎訓練に立ち返る
    教科書に載っている基礎的な訓練でも、意味を理解し、常人より張るかに高い意味を持って練習する。

  10. なんもしない時期を活かす
    心理的な疲労を下げる以外に、スキーマやコードをまとめる意図がある。

まとめ:上達する方法とは

  • 記憶力を高める:量、質、検索とすべてを高める

  • 変化に対応する:新しいサービスや価値を受け入れる

  • 考える:1つ1つの練習に集中し、常に理由と改善を考える

  • 学ぶ:人の行動&作品&評価を否定せず受け入れ、感情移入して学ぶ

あぽろ式の上達の方法

ここでこの本と経験から学んであぽろ流の上達の方法を書きます。

  • 空いた時間を作り、その時間をすべて使う
    いくら正しい上達方法でも、結局は「効率×時間=成果」です。天才ではない限りある程度の時間は必要である。
    飲み会の2次会を断る、晩酌をやめる、SNSや動画サイトはアンインストール、早起きをする、残業を断る必要があります。時間が無いは言い訳です。
    そして空いた時間は全て使う。移動時間、御飯の時間、休憩時間、すべての時間を使う。

  • 時間と場所を決める
    人間は習慣が好きなのと、記憶を定着させるにはは24時間以内に繰り返す必要がある。週1レッスンに申し込めば時間と場所を決まる。

  • 1つを極めて次に行くのを繰り返す
    得意なことを見つけてまずそれに集中する。1度に複数をやると浅くなりやすい。それよりは一旦1つを極め、それを移動していく方法をとる。ゴールが見えてモチベが上がるし、一度極めると似た分野も早い。

  • 名著を読め
    参考書選びから勝負は始まっている。良い本かつ自分に合う本を選ぶ。名著はネットはYoutubeに沢山紹介されている。

  • 憧れの達人に会え
    達人にあってその人の雰囲気、発言、行動、しぐさを学びマネする。また達人にオススメの本を聞くのもおすすめ。

  • 日記を書く
    練習や今日やったことをメモを書く。
    自己肯定にもなるし、言語化してコード&スキーマを作れる

  • 楽しむ
    楽しんでやろう。楽しくないなら一旦は距離を置くのは大事。

今回紹介した本

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