きもの本棚⑱『お茶の先生に教わる きちんときもの手ほどき帖』役に立つんです!
令和五年の猛暑を受けて「単衣着物の先取り」がトレンドである。気に入った着尺を選んで「袷にしますか、単衣にしますか?」と選択するケースとはまた、違った感覚の「単衣向きの薄い布」が作られている。お馴染みの「楊柳」や「本塩沢」の他にも、シボを目立たせない、透け過ぎない織りの工夫が様々、生まれている。私が「円居」で誂えたのは「江紋屋」のお品物で、シボの入った縮緬。夏用だけど、四ヶ月着られるタイプ。地の色は紫がかった黒。『美しいキモノ・夏号』で「2大旬カラー」としてクローズアップされて